日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!
お散歩するならさんぽす

ビールだって自分で作れば断然うまい!

ビールの素

準備は万端、
作ってみよう

 事前に容器や器具を消毒しておきます。雑菌が残っていると、ビールが腐ったような味になってしまいます。くれぐれも念入りに。

 ではビール作りに入りましょう。「ビールの素」によって差はありますが、ここでは一般的なものを見ていきます。まず「ビールの素」を鍋で煮て、タンパク質などの不純物を除去します。10分程度でもいいですが、30分〜1時間ほど煮るとより美味しくなります。

 煮沸が終わったら一次発酵用の容器に移し、水で薄めます。水が少ないほど濃いビールになります。また、水の種類によってもできばえが変わるので、いろいろなミネラルウォーターの銘柄を試してみるのも一興です。冷めて発酵適温になったら、イーストを入れます。発酵適温はイーストの種類によって異なり、エールイーストだと18〜24℃、ラガーイーストだと9〜14℃です。ここから1週間この発酵適温を維持して、一次発酵をさせます。この間にイースト菌が糖を分解して、アルコールと炭酸ガスを発生させます。糖分の量が多いほど、アルコール度数が高くなります。

 一次発酵が終わったら小分けの瓶に移し、二次発酵をさせます。炭酸ガスをビールに封じ込める段階です。一次発酵のような温度調整は不要ですが、冷温暗所を選んで熟成させましょう。2週間ほどで飲めるようになりますが、1ヶ月以上置くのがおすすめ。味が安定します。
お散歩するならさんぽす

飲みながら考える
次の味付けのこと

 熟成したようなら、飲んでみましょう。新鮮な、本物の生ビールです! 半年〜1年ほどたっても飲め、その間も味が変化するので、数週間ごとに分けて飲み、熟成期間による差を見るのも面白いです。

 ひょっとしたら最初は思ったような味にならないかもしれません。でも、そこからどう工夫するかが手作りの醍醐味。最初の加熱や、発酵にかける時間を長くしてみる? 容器の密閉を念入りにする? 適温維持の方法を変えてみる? ……等々。改善点を探すのもまた、楽しみの一つです。

 もちろん一番楽しいのはオリジナルレシピを考えること。「ビールの素」はもちろん、イーストを変えただけでも、エールイーストなら香り高く特徴のある味、ラガーイーストならすっきりとした味と、全く異なった仕上がりになります。あるいはホップ一つを例に取っても、加工方法は様々。一緒に煮込んで味を移すものは、同じ「煮る」でも短時間ならホップの味と香りが、長時間なら苦味が強く出るという差が生じます。それぞれに向いている品種も違います。投入するタイミングは遅いほど、量は多いほどホップの風味が強く残るといった違いも出てきます。ドライホップは発酵容器に直接入れるので、よりホップの香りを味わえるなどです。他にも白米を加えてできあがりをドライにしたり、コーヒービールを作ったり、まさに組み合わせは無限。いろいろ試して、ご自分の「世界一のビール」を見つけてみてください。

『とことん自ビールの楽しみ方』平手 龍太郎
『とことん自ビールの楽しみ方』平手 龍太郎