|
|
|
そば切りを食べたこと、ありますか? 料亭の味を旅館で味わう |
|
じゃらんnetのスタンダートプランは1人1万8900円とお買い得だったので、料金を足して食事をグレードアップしてもらった。なので料理は1番良い部屋と同じだ。
スタンダートとはいえ部屋は十分なのであって、子どもが走る走る。広い! というだけで大喜びなのだ。こっちは床の間の花瓶をいつ倒すかと気が気じゃない。高い部屋には内風呂が付き、専用の庭園が付くが、家族持ちは花より団子である。
そして出てきた料理は先付けから始まり、前菜、椀、造り、台の物、煮物、焼き物、口替りに揚げ物、蒸し物、酢の物、ようやくご飯とお味噌汁、最後にデザート。和のフルコースとはこういうことだ。
先付けと前菜は凝りに凝った料亭スタイルである。ウナギとウリとタピオカを合わせてさっぱりしたり、カボチャを芋ようかん風に仕上げた寄せ南京が不思議に甘かったり、とろろにじゅん菜を入れ込んで、とろとろが二乗になったりだ。
中でもおいしかったのがわさび漬。中に枝豆が入っている。わさび漬で枝豆を漬けてあって、それで辛みは抑えられ、食べたらツーンではなく、食べたらじわっと、あ、辛い、みたいな。塩味はしっかり効いて、日本酒がすすむ、すすむ。
話に聞いたそば刺し(画面右上)は、氷を敷き詰めた木箱に入って出てきた。板のようにぶ厚いそばである。そばを細く切るのではなく、ガッツリと切り落とす。それを醤油で食べる。そば刺しの刺しは刺身の刺しなのだ。
しっかりした食感が楽しい。噛むとそばの香りがガンガン立ち上がって、うまい。初めて食べたが、オンリーワンの味だ。そば刺しはそば刺し以外では味わえない、いわゆる普通のそばとは大きく違った味覚の具合なのだ。 |
|