日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!
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男一匹、観劇する

ぼくを芝居に連れてって

最近のテレビや映画を見ていると、いわゆる「舞台人」の活躍が目立つ。
舞台出身の俳優、女優をはじめ、三谷幸喜や蜷川幸雄、宮藤官九郎、松尾スズキといった戯曲作家、演出家も次々とメディアへの進出を果たしている。芝居やミュージカルに全く興味のない人でも、名前くらいは聞いたことがあるのではないだろうか。でも、どうしてこんなにも舞台人がもてはやされるのだろう?

それはひとえに「面白い」からだ。
舞台と一口にいっても、その種類や形態は様々だが、小さなものまで含めると、劇団と呼ばれるものは全国で優に1,000団体を超えるともいわれている。そんな中で切磋琢磨され、生き残ってきた劇団の看板俳優や演出家、作家たちはまさに勝ち組。作品が面白いのは当然、メディアが飛びつくのも必然といえる。でも、やはり彼らの本質は何といっても舞台の上にある。間口十数メートル、狭いところだと、わずか数メートルしかない舞台の上で、縦横無尽に繰り広げられるパフォーマンス。画面を見ているだけでは決して体験できない、ライブの感動。生はやっぱり気持ちいい。

舞台はもう、一部のファンだけのものではない。今まで一度も舞台を観に行ったことがないというあなたも、ぜひ劇場に足を運び、生の感動を味わって頂きたい。
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筋肉(マッスル)ミュージカル

血沸き、筋肉踊るミュージカル

舞台を見に行く。
なんとなく、照れ臭い響き。とくに、ミュージカルともなると尚更だ。男たるものミュージカルなんて……と思っている方も少なくないはず。そんな硬派なあなたにオススメしたいのが、“筋肉を奏でるミュージカル”こと「筋肉(マッスル)ミュージカル」だ。

もともとは、人気テレビ番組「筋肉番付」から企画発案された舞台で、「筋肉が音を奏でる」というコンセプトのもとに活動を開始して、早や五年。演出家・中村龍史氏が創りだす、歌もセリフも物語もない、けれど新鮮な感動と笑いに満ちあふれた世界。2006年春、ラスベガス公演を敢行し、大成功を収めたワールドワイドな本物のエンターテインメントだ。

出演者は、卓越した身体能力だけを判定基準に、有名・無名を問わず厳正なオーディションを勝ち残った、筋肉の申し子ばかり。そんな彼らが繰り広げる舞台が面白くないわけがない。とくに名物演目の「Body-Slap」は必見だ。総勢50名のアスリートたちが、ハイスピードで自らの肉体を打ち鳴らす、これぞまさに、歌う筋肉。
年末には、ミュージカル史上初の試みとなる有明コロシアムの公演が決定している。メンバー総出演で行われる筋肉の大合唱。

観終ったあとは、自らの肉体を鍛えながら、筋肉の余韻に酔いしれてほしい。
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まずはベタからはじめよう

「どうせ行くなら、真っ向勝負で」という男らしい直球派におすすめしたい舞台は、やはり有名劇団の芝居やミュージカル。

とはいえ、気をつけて頂きたいのは、とくに芝居系の舞台の場合は「有名だから」「聞いたことがある」という理由だけで観に行ってしまうと、痛い目に合うことが多い。理由は簡単。テレビや映画が商業であるのに対し、舞台は芸術の世界に近いからだ。例えば、ピカソの絵は世界中で評価されているけれど、実をいうと何が良いのかよく分らない……という人も多いだろう。それとよく似ている。意気込んでシェイクスピアを観に行ったのはいいものの、一幕目の途中から記憶がなくなり、気がつくとカーテンコールだったなんてことはよくある話だ。

また、テレビなどで活躍中の俳優が出演しているから、有名な脚本家が書いているから、という理由で選択するのも危険だ。「芝居は儲からない」といわれるが全くその通りで、舞台で芝居をする資金を稼ぐために大衆メディアに出稼ぎに出ている舞台人も少なくない。つまりは、本当に自分がやりたい芝居をやっている場合が多いのだ。だから、シリアスな舞台だと思って観に行ったら、内輪ウケの三文コメディだったり、喜劇を想像していたら、とてつもない悲劇を観せられたりもする。それも観劇の面白さの一つと割り切れればいいけれど、とくに興味がなければ腹立たしく思うこともあるだろう。

ミュージカルなら『劇団四季』や『宝塚歌劇』、芝居では蜷川幸雄作品や三谷幸喜作の喜劇なら、期待を裏切られずに、それ以上に楽しめるのではないだろうか。関西なら『吉本新喜劇』も生で観る方が断然笑える。
吉本新喜劇