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魅惑のラオス。ルアンパバーンぶらり旅 

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ラオスでスローライフ。
海外のんびり旅行はいかが?

タイム・イズ・マネー。日本で働き続ける私たちにとって、あまりにも当然過ぎるこの言葉。しかし、今回はこの概念がさっぱり存在しない場所をご紹介しましょう。ラオスの古都・ルアンパバーン――「平穏」という言葉以外、何も無いこの街で、時が過ぎることすら忘れてゆったり過ごす。勝ちスポ的スローライフ海外旅行の提案です。

ところで、ラオスとは一体どんな国なのでしょうか。タイやベトナムなどの近隣諸国と比べ、特にこれといった印象が無いため、日本人にとってはまだまだ馴染みが薄いかもしれません。しかし、比較的知名度が低いからこそ、穴場的な魅力に溢れているのがこの国です。早朝に大挙して托鉢に歩く僧たちの行列や、喧騒とは無縁の街でのんびりと暮らす人々、路上やお寺の境内で日が暮れるまで遊びまわる子どもたち・・・。このゆっくりと流れる時間こそが、ラオスが誇る最大の観光資源なのです。

古都ルアンパバーンは、大河メコンに沿って開かれた、山あいの小さな街です。世界文化遺産に指定されている観光都市なのですが、うるさい物売りや客引きなどはどこにも見当たりません。王宮博物館のあるシーサワンウォン通りをそぞろ歩き、日が暮れるころにはメコン河を眺めながらビール、夜にナイトマーケットを冷やかしたら、更けゆく夜とともに眠る。こんなゆるやかな一日の過ごしかたが、ルアンパバーンには似合っています。穏やかに流れる時間に包まれ、すべてを放り出して徹底的にボーっとしてみる。こんな体験も、やはり海外ならではの醍醐味ではないでしょうか。
ラオス
ビラ・サンティ&リゾート

これぞ真のバカンス!?
高級リゾートホテルに長期滞在。

ルアンパバーンの魅力のひとつとして、高級リゾートホテルにリーズナブルな価格で宿泊できることが挙げられます。写真のビラ・サンティ&リゾートは、元ラオス王女の住居だった建物を使用した、小さいながらも魅力的なホテル。ところが、気になる価格は、なんとツインの宿泊料金でも100$を切ってしまうのです。ルアンパバーンの高級ホテルは、どこも旧王室関係の建物やフランス風家屋を利用した、趣のあるものばかり。コンパクトで瀟洒な設計と南国の開放感が同居した空間は、勝ち組スローライフ旅行を演出するのにぴったりでしょう。
――もちろん、より安さを求める旅行者向けに、3〜5$くらいから宿泊できるゲストハウスも多数並んでいますので、バックパッカー派の方もご心配なく。ルアンパバーンののんびりした空気を堪能するのに、価格の差はまったく関係ありません。

また、ラオスは以前フランス領(仏領インドシナ)の一部だったこともあり、伝統的なラオス料理のほか、フランス料理やベトナム料理を味わうことができます。ラオス・シルクなどの雑貨品にも見るべきものが多く、街角でのお買い物も楽しいでしょう。

街の旅行代理店や大手のホテルでは、ヴィエンチャンやバンコク、ハノイなどの国内外へ向かう航空券やバスチケットを予約することもできます。ただし、ガイドブック片手にバタバタと観光地を巡り、あわただしく次の街を目指す旅行スタイルは、ルアンパバーンにはそぐわないかも知れません。できれば、最低3日間くらいはゆっくりと腰を落ち着けて、この街独特の時の流れを体感してみてはいかがでしょうか。

時には敬虔に。
ラオス托鉢見学マニュアル。

勝ち組バカンスとはいえ、やはり早起きは三文の徳。普段の休日の朝には寝坊してしまう人も、ルアンパバーンでは早く起きることを心がけてみましょう。この街は、ラオス最大の仏教の都。日の出の時刻になると、寺院という寺院のお坊さんたちが街路へ繰り出し、托鉢(タクバー)をして歩き回る光景を目にすることができるのです。

お坊さんが目の前を横切ったら、準備しておいたお米やお餅などを寄進(喜捨)しましょう。托鉢は、寄進することそれ自体が自身の徳行につながると言われています。日本で宗教と言うと、人によっては警戒感を抱いてしまいがちなものですが、黙々と喜捨を受けて歩くラオスの僧侶たちの姿は、知らず知らずに人に敬虔な気持ちを抱かせる魅力を持っています。ルアンパバーンでは、この托鉢僧たちの行列それ自体が観光名物になっているので、この街を訪れるならばぜひとも見学してみてください。

ただし、托鉢見学・喜捨の際は以下の点に気をつけましょう。

1.お坊さんの進路の邪魔をしない。体に触れない。
写真撮影は自由ですが、行列に割り込むなどして、托鉢の進行を妨害をしないようにして下さい。また、特に女性は絶対にお坊さんの身体に触れてはいけません。戒律に違反する行為となるので、相手に迷惑がかかってしまいます。

2.喜捨するのはお米やお餅
肉類やお酒・現金などは、寄進しないようにしましょう。使い道がありません。

3.喜捨する食べ物は、前もって準備して
喜捨するお米やお餅は、市内の一般商店などで前日に購入しておきましょう。托鉢の現場では、怪しい物売りが喜捨用と称するお餅を売っていることがありますが、お餅ひとかけらを5$で販売するなど、ラオスの物価水準に照らして考えれば明らかな不法商売を行っています。健全な観光産業の育成と、現地経済の活性化のためにも、喜捨用の食物は市内の商店で買いましょう。

【ラオス情報リンク】
インターネット国際情報銀行 ラオス支店
シャンティ国際ボランティア会
時には敬虔に。ラオス托鉢見学マニュアル。
ビスンナラート寺院

ルアンパバーンお散歩ガイド。
南の空の下で。

ルアンパバーンのハイライトは、王宮博物館のほか、街の中心に位置する仏教の丘・プーシー、ルアンパバーン様式の傑作であるシェントーン寺院などがあります。また、郊外に位置するパークウー洞窟などもお勧めですが、こちらは市内の旅行会社で現地ツアーをアレンジしてもらうとよいかもしれません。

プーシーや市内各地の寺院では、数多くの少年僧たちに出会うことができます。彼らは僧形とはいえ、中身はやはり10代の男の子。女の子の話題や海外の事情には興味津々らしく、中には独学で習得した流暢な英語を操るツワモノもいたりします。旅行者を見ると外国語の練習相手として話しかけてきてくれるので、時間のある方はぜひ付き合ってあげましょう。僧衣を着てはいるものの、彼らの話題や性格は一昔前の日本の高校生にそっくり。仲良くなると、彼らのお寺生活の裏話をこっそり教えてくれたりすることもあります。きっと、楽しい時間を過ごすことができるでしょう。

楽しい時間といえば、通称「すいか寺」ビスンナラート寺院もお勧めです。ここは独特の丸い仏塔と巨大な伽藍が印象的ではあるものの、一見するとただのラオスのお寺。しかし、よく境内を歩いてみると、写真のようななんともナンセンスな動物(?)たちに出会えるはずです。どうやら、彼らは狛犬と猿神(ハヌマーン)らしいのですが、その奇妙な表情に思わず笑いを誘われずにはいられません。南国の照りつける太陽の下、ヤシの木の木陰で涼みながら彼を見つめていると、あくせくと余裕のない日本の社会が、まさにはるか遠い世界の出来事のように思えることでしょう。
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