日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!
鎌倉小町通りを食べ歩き

ダッチオーブンで七面鳥を焼く

お父さんの腕を見せる日がやってくる
クリスマスに焼くローストターキー

そろそろ年末、クリスマスの季節である。クリスマスといえばプレゼントとかホテルとかイヤンとかバカンとか、そんなものは若者に任せておけばよろしい。保育園に通う子どもを持つお父さんが何をするかといえば、七面鳥、すなわちターキーを焼くのだ。

焼いたどころか、そもそも食べたことがあるのかさえ怪しい、そんなターキー。ニワトリと何か違うのか、疑問だ。でも、せっかくお父さんになったのだ、焼いてみたい。焼いてファミリーなクリスマスに浸りたい。間違っていますか。

問題はある。夫婦と幼児1人、なのに七面鳥のデカさときたら。見たことありますか、七面鳥。でかいですよ。柴犬ぐらいありますよ。それ食べちゃう。無理だから。念のために輸入品スーパーで見たら、冷凍ターキーは桜島大根ぐらいあった。核家族は食べてるうちに年を越しそうなボリュームだ。

やっぱニワトリかあ、と諦めかけていたら、ありましたよ、さすがインターネット。グルメミートショップクリスマス用ベビーターキーというのがあった。サイズは普通のニワトリぐらい、手頃だ。それでも4〜5人分もある。値段は<1羽=2,250円>とこちらも手頃だ。

さっそく取り寄せた。箱を開けるとなるほどターキー。鋼鉄のように冷凍されているので、同封の説明書に従い、氷水で1日かけて解凍した。
グルメミートショップのクリスマス用ベビーターキー
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グルメミートショップのクリスマス用ベビーターキー

ダッチオーブンで挑戦
下ごしらえもバッチリ

解凍したターキーはキレイに内臓も掃除され、ハツとレバーと首が袋詰めになって腹に入っていた。せっかくなので、首はスープに、臓物は焼いてカレー粉を振りかけた。

水分をよくぬぐい、塩とこしょうをたっぷり刷り込む。ついでに目についたタイムとローズマリーも刷り込む。基本的な作り方は同封の説明書にあるので安心。

ニンニク、セロリをざく切り、タマネギをスライスする。空っぽの腹の中に詰め込み、残りの野菜とともにジップロックに詰めこんで空気を抜いた。マリネというやつだ。これで1〜2日、冷蔵庫で寝かせると味がしみこむ(と説明書に書いてあった)。

ターキーの首でスープを取っていた嫁がうなった。

「やっぱり野生ね」

脂はあまり出ず、いつまでもアクが浮く。肉の香りだけが強い。焼いた臓物は地鶏のようなしっかりした味がした。

翌日、腹の詰め物としてキノコをバターで炒めた。最初にタマネギ1個をスライスし、茶色になるまで気長に炒める。カレーの要領だ。次にしいたけ、エリンギ、ヒラタケ、シメジ、マッシュルーム、ザルに山盛りを炒めたが、ワインを振り掛けるとあっという間に一握りに縮んでしまう。タマネギと合わせて塩コショウで整え、ターキーの腹の中に詰め込んだ。これで準備完了だ。

焼くのは家庭用のオーブンで十分だが、よく晴れていたのでダッチオーブンを使って焼くことにする。アウトドア必携の大ぶりな鉄鍋は、蓋の上にも炭を載せることができ、オーブンとして利用できるのだ。実は買って以来、1度ケーキを焼いただけ、宝の持ち腐れなダッチオーブン。こういう機会でもないと、活躍できないのだ。
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河原でデイキャンプ
ターキーを火にかける

東京に住んでいるため、そこらで炭をおこしてダッチオーブンというわけにもいかない。そこで多摩川へ出かけた。デイキャンプ用に河川敷が開放されているエリアがあるのだ。

それなりに広い駐車場も用意されているのだが、休日ということもあり、満車が続く。ようやくスペースが空き、トランクからゴソゴソとターキーや炭や七輪を取り出した。16時半で駐車場が閉まってしまうため、少し焦った。すでに14時過ぎだ。

ダッチオーブンの底に焼き網とアルミフォイルを敷いてターキーを載せる。ターキーにバターを塗り、ポップアップタイマー(焼けるとポンと飛ぶ出すらしい)を突き刺す。せっかくなのでジャガイモを放り込み、気がついた。蓋が閉まらない。ベビーとはいえ、ターキーである。25センチ、ミディアムサイズのダッチオーブンよりも背が高い。横から見ると、サメの背びれみたいに手羽先が飛び出ている。困った。

嫁が言った。

「蓋して石載せれば?」

……なるほど。体重かけて蓋を閉め、石を載せてみた。しばらくして石を取ったら、蓋は閉まったままになった。中でターキーが潰れたらしい。ローストターキーを作るには、ダッチオーブンは30センチ以上じゃないとダメだ。

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