日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!
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必見!中国ニュー・リッチ層の解体新書

中国の別荘

別荘を買って、休暇に海外へ
中国富裕層のお金の使いかた

「爆發戸」の間では、郊外に別荘を購入することも大ブームになっています。人気別荘紹介サイトである<中国別墅網>を開いてみると、信じられないほどゴージャスなお屋敷の数々が、画面狭しと目に飛び込んで来ることでしょう(写真)。彼らに人気の別荘は西洋風の洋館が多いのですが、漢民族の伝統を踏襲した、王朝時代の邸宅のような様式も根強い支持を集めています。これらの価格は、大体100万元(1,500万円)くらいからありますが、日本円にして2,000〜3,000万円相当の物件が購入対象の中心になっているようです。また、1ヶ月あたり1万元(15万円)程度でのレンタル別荘にも人気が集まっています。

いっぽうで、ゴールデンウィークや「国慶節」(10月の建国記念日の連休)を利用した海外旅行にも、多くの人々が関心を持っています。都市部中産階級層は、香港やタイ・ベトナムなどの東南アジア旅行を、さらにリッチな「勝ち組」たちは、ヨーロッパへの旅行を目指します。中国人が日本や欧米諸国へ渡航するには、かなり厳格なビザ審査が行なわれるのですが、彼らにとっては平気なもの。むしろ、自身が「出国できる」階層に属していることを誇るような気質すらあります。

不動産・別荘・海外旅行……。なにやら、以前にどこかで聞いたようなフレーズです。現代中国は、やはりバブル経済の真っ只中にあるのかもしれません。
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成功發財!!
広東省の勝ち組たちの実例

最後に、筆者のとある友人とその家族について、ご紹介しましょう。

彼女は広東省の深セン市に在住。大学時代は交換留学生として日本に一年間留学し、ビジネスレベルの日本語と英語を流暢に操ります。ご実家は、お父さんが一代で財を成した電子機器企業とのこと。彼女は大学で金融を専攻した後、国内の大手銀行に数年間勤務し、結婚と同時に退職。現在は実家の企業の経営陣に名を連ねています。

外資系企業に勤める夫と彼女の新居は、深セン市内の一等地に建つ、日本円で約3,000万円の高級マンション。クルマは日本車。新婚旅行はヨーロッパ周遊で、ほかに韓国と日本への海外旅行経験もあります。もちろん、別荘購入も検討中。一昨年にかわいい男の子が生まれましたが、そろそろ二人目が欲しいわね、とのことです。
(注.中国には「一人っ子政策」がありますが、お金さえ余分に支払えば、第二子を持つのは問題が無いそうです。「子どもが二人以上いる」ことすらも、一種のステータスシンボルなのです。)

以上は、中国新興富裕層の典型的ライフスタイルとなります。

これら「爆發戸」たちのニーズに応えるマーケティングを行いながら、チャイナ・バブルの海を泳ぎ渡り、リスクを回避する――。中国ビジネスに携わる我が国「勝ち組」ビジネスマンには、これまで以上に複雑な舵取りが求められていると言えるでしょう。
中国の高級マンション