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男だけの娯楽空間は ガレージとバーの融合で! |
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陸に建てられたボートハウスで注目すべきは、やはり「駐車場」スペース。水辺で船を停泊させるならば、陸上では車を停泊させよう。ところで、車を置こうと思うと自然と屋外の駐車場を想像してはいないだろうか。もしくは、家の下のガレージが関の山。しかし、家の中に愛車を停泊させてしまおうというのが、陸上のボートハウススタイル。人の玄関と車の玄関を共有させ、大切な愛車を生活の中に融和させる。
ガレージの中は、いかにもガレージ然とした殺風景なものではいけない。壁面にはレンガを使い、アンティークなクローゼットを置く。これで、全体をトラディショナルにまとめあげる。常人では、なかなかレンガ壁の土足ガレージにアンティークな家具を置こうとは思えない。しかし、「インテリア同士の相性を熟考して選べば、自然と調和するもの」と滝本氏は語る。
さらに、ガレージの奥にしつらえた「バー」がまたたまらない。たとえば、車好きな人ならば、自分や友人の愛車について語り合うことがよくあるだろう。それを、目の前に車を置いて、こんなに幸せな気分に浸れる空間はなかなかない。もちろん、眠くなれば室内へ戻ればいいだけで、家族に気兼ねする必要もなく愛車に夢中になっていられる。どちらにせよ、ガレージ内は程よく雑然とさせておくのがポイント。滝本氏によれば、ガレージは「使われている」感じがするほうが、かっこよく見えるものだという。 |
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