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ボートハウスで愛車と生きる

高級マンションだけじゃない
勝ち組ならではのマイホーム

 日々生活している中で、毎日ほぼ必ず出入りする場所といえば「我が家」だ。勝ち組ならば、都心のオシャレなマンションを我が家としている人も多いのではないだろうか。高級マンションもいいが、一戸建てマイホームを持っているのといないのとでは、男として箔のつき方が全然違う。ましてや勝ち組となれば、そこら中で見かけるような、普通にただ広い家では、なんだか格好がつかない。

 せっかく家を建てるのならば、他にはないこだわりのある世界にたった一つの家にしよう。ところが、自分らしく格好良い家がどんな物なのか、はっきりとイメージするのはなかなか難しい。そこで、今回は「ボートハウス」を紹介したい。ボートハウスは、名前のとおりボートを模した家のこと。海辺や川辺などで、車を駐車場に停める感覚でボートを家の中へ停泊させるような家のことでもある。

 今回紹介するのは、いわゆるそのボートハウスではなく、それを陸で実現する、個性的でおしゃれな家だ。イメージがしやすいように、今回はモデルとして愛車と共に生活できるボートハウスを自ら設計し、住んでいる滝本氏の邸宅をご覧にいれよう。

【関連リンク】
滝デザイン研究所(滝本氏が代表を務める会社)
・デザインラボグループ〜ボートハウス
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男だけの娯楽空間は
ガレージとバーの融合で!

 陸に建てられたボートハウスで注目すべきは、やはり「駐車場」スペース。水辺で船を停泊させるならば、陸上では車を停泊させよう。ところで、車を置こうと思うと自然と屋外の駐車場を想像してはいないだろうか。もしくは、家の下のガレージが関の山。しかし、家の中に愛車を停泊させてしまおうというのが、陸上のボートハウススタイル。人の玄関と車の玄関を共有させ、大切な愛車を生活の中に融和させる。

 ガレージの中は、いかにもガレージ然とした殺風景なものではいけない。壁面にはレンガを使い、アンティークなクローゼットを置く。これで、全体をトラディショナルにまとめあげる。常人では、なかなかレンガ壁の土足ガレージにアンティークな家具を置こうとは思えない。しかし、「インテリア同士の相性を熟考して選べば、自然と調和するもの」と滝本氏は語る。

 さらに、ガレージの奥にしつらえた「バー」がまたたまらない。たとえば、車好きな人ならば、自分や友人の愛車について語り合うことがよくあるだろう。それを、目の前に車を置いて、こんなに幸せな気分に浸れる空間はなかなかない。もちろん、眠くなれば室内へ戻ればいいだけで、家族に気兼ねする必要もなく愛車に夢中になっていられる。どちらにせよ、ガレージ内は程よく雑然とさせておくのがポイント。滝本氏によれば、ガレージは「使われている」感じがするほうが、かっこよく見えるものだという。
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工夫の設計で暮らしやすさと
家族間コミュニケーションを

 このボートハウスの目玉はガレージだけではない。リビングなどの部屋にもこだわりがある。ここでは、ガレージのような「男のための空間」を演出するのではなく、「家族と過ごす空間」をメインテーマに設計されている。リビングはキッチンから間仕切りをしないLDKに。こうすることで、空間の広がりと家族の接点を作り出す。滝本氏の邸宅では、ボートハウスらしい階段を家の中央に設けている。これにより、たとえば子どもがガレージからこっそり上がって来たとしても、必ずリビングを通過しなければ2階の自室へはいけないようになる。つまり家族のコミュニケーションを必然的に実現しているのだ。

 そして、もちろんここでもインテリアのこだわりがある。現代で室内に必要なアイテムとして「エアコン」も欠かせない。しかしながら、このエアコンを室内に設置すると、いかにも「どっかの家」という印象になってしまう。そこで、エアコン本体を見せない空調システムを使うことで、すっきりした印象に変える。一見わかりづらいようだが、これだけでクオリティ高い印象となるので、他と差をつけたいなら導入必須だ。キッチンなども同様で、生活感のあるものは、収納で遮断しその印象を変えてしまおう。もちろん、収納棚は使い勝手のよいアイテムを選ぶ必要がある。
ボートハウス/ニューコンセプトのガレージハウス