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歴史と情緒 町家って何? |
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せっかく日本で暮らしてるんだから、日本的な情緒や歴史を感じたい。でもいかにも観光地っぽい神社・仏閣に行くのはちょっと……。そんな皆さんにおすすめのスポットが「京町家」です。
町家とは江戸時代から戦前にかけて町中に建てられた、商家などの住居のことです。日本の伝統的な工法で建てられていますが、100年もの長きにわたって京都の人々の生活にとけこみ、今でも現役の町家が多く残っています。ところがその京都にも空き家となった町家が増え、傷んだまま放置されているものも目立つようになりました。そこで10数年前から京都の市民グループが京町家の保全運動を始め、それによって町家の存在が見直されはじめました。歴史的・文化的資料としての存在意義だけでなく、コミュニティの再生・建築物の長寿命化・関連する法律の問題点などの面でも注目を集めるようになり、現在「町家ブーム」とも呼べるような状況にまでなっています。
再活用された町家の中には店舗として営業しているものもあり、住む人だけでなく訪れた人も、実際に歴史をへてきた町家ならではの情緒ある雰囲気を楽しめるようになっています。では実際に町家を活用したお店を訪れてみましょう。 |
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和とモダンとお蕎麦を 味わう「蕎麦屋にこら」 |
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まずは腹ごしらえに、お蕎麦なんかいかがでしょう? 「蕎麦屋にこら」は製粉をはじめ、食材のほぼ全てが店長ご夫妻の自家製というお店です。ご夫妻が「自分たちが行きたい蕎麦屋」を形にしたという店内は、ロシア人画家ニコラ・ド・スタールの絵が飾られ、おしゃれな「和モダン」でコーディネートされています。
なぜ町家をお店に? と尋ねると、 「蕎麦屋の朝は早い上、自家製料理にこだわるには、ほとんど一日中仕事。住む所と職場は近いのが理想だった。その結果1階が店、2階が居住空間という町家にたどり着いた。まず町家ありきではなく、自分たちのスタイルに一番適したのが町家だったというだけ。」 とのこと。ご夫婦とも昔から日本家屋に住んでいる方なので、京都の厳しい底冷えなど、町家の短所もよくわかった上で町家を選んだのだとか。
蕎麦は、香りがとても強い十割荒挽き細打ちです。口に入れる前から蕎麦の香りが鼻をくすぐり、歯ざわりもプチプチとしていて、思わず顔がほころびます。荒挽きのためつながりにくい蕎麦粉ですが、本来の甘みや香りを味わえるよう、あえて「つなぎ」は何も入れていないのだそう。この味に魅せられて、東京など遠方からいらっしゃるリピーターの方も多いとか。新蕎麦の季節も訪れ、是非足を運びたいスポットです。
ざるそば 900円 季節の旬菜 2,000円 コース 4,000円 |
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ほっこり、自然食と 焼酎「長者庵孫助」 |
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お腹も膨らんだところで、一杯行きませんか? 「長者庵孫助」は、地元の男性サラリーマン御用達の焼酎のお店。ほぼ全ての焼酎が1杯550円という価格設定は店長の「焼酎を手ごろな価格で味わってもらい、焼酎の市民権を守りたい」という思いから。さらに自らの目と舌で確かめた焼酎しか置いていないといいますから、思い入れの強さがうかがえます。お酒の説明も懇切丁寧ですし、飲みたい焼酎のイメージを伝えれば、さっと希望通りの銘柄が出てきます。
町家を使った店舗は2軒目という店長、 「1軒目は『作られた町家』のようになってしまったから『長者庵孫助』の物件は『町家本来の姿に戻したい』と希望して改装した。」
手に入れたばかりの物件はアルミサッシ等の現代的な建材が使われていたので、それらを「元に戻す」のに5ヶ月を掛けたのだそう。
出すおばんざいは全て「母親が家族のためを思って出す食事」をテーマにした自然食となっています。「長者庵孫助」は2階ですが、1階は自然食レストランになっていて、こちらは女性に人気とのこと。
レギュラー焼酎 約220種類 550円 牛すじ煮込みと大根 740円 おばんざいコース 4,000円 |
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ゆったりした時間に 浸る「Weekly町家」 |
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現代とは違うゆっくりとした時間の流れが感じられる町家、できるならここで一夜を過ごしてみたいと思いませんか? それを叶えてくれるのが「Weekly町家」。6つの町家を短期間の住居として提供しています。カップルや家族連れの利用が多いそう。
今回はその中でも、窓からの眺めが一番いい「和泉屋町 町家」をご紹介します。中央が両端より高い『舟底天井』など元の建築様式を活かしつつ、床暖房完備で寒さ対策もなされています。水周りも整備されていて、お風呂は槙の木、トイレ・シャワーはなんと2階にもあります。そして何より、鴨川沿いの風情ある景観が観光客に人気です。
会長のAlex Kerr氏が東洋文化研究者ということもあり、室内の屏風などは、全てレプリカではない本物。日本の工芸品・美術品のみならず、ソファやテーブルもブランド品をそろえ、細部に至るまで「本物」を感じられる宿となっています。
一泊料金 2名まで40,000〜60,000円 ※期間と平日か祝祭日前かにより、料金プランが異なります。 詳しくは「株式会社 庵」をご確認ください。 |
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