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エコはかっこいい 〜ふろしき〜

もったいないおばけを覚えていますか?

皆さんは「もったいないおばけ」を覚えていますか?
幼い頃にテレビで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。それは今から20年ほど前に流れていたAC公共広告機構のCMで、日本昔話風にこんな話が語られます。

寺の和尚さんがこどもたちを晩ご飯に呼んでくれました。
しかし、子供達は大根や人参やお魚など、嫌いな食べ物を残してしまいます。
ところがその夜、子どもたちの前に大根やにんじんのおばけが現れて口々にいいます。
「もったいねぇ〜」
「もったいねぇ〜」
子供たちは怖がって、野菜を残したことを謝ります。
次の朝、和尚さんは「それは『もったいないおばけ』というものじゃよ」と子供達を諭します。それからというもの、子どもたちは食べ物の大切さを知り、ごはんを残さず食べるようになりました。

私も幼い頃、「もったいないおばけがでるよ」と言われ、給食や夕食を残さないように頑張ったものです。日本人は「もったいない」という言葉を使って、いろいろなものを大切にしてきたのです。
もったいないおばけを覚えていますか?
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ふろしきで「もったいない」を再び!

ふろしきで「もったいない」を再び!

「もったいないおばけ」のCMから時は経て、日本経済はバブル期を迎え、やがて飽食の時代に突入します。私たちはやがて「もったいない」という言葉をあまり使わなくなりました。
ところが今、日本人独特の「もったいない」という表現が、世界で脚光を浴びているのです。もったいないブームの火付け役は、2004年にノーベル平和賞を受賞したケニアの環境副大臣・ワンガリ・マータイさん。マータイさんはグリーンベルト運動と呼ばれる植林事業で知られているエコロジスト。その彼女が日本独特の「もったいない」という言葉を見直し、世界に広めたことで、今や「MOTTAINAI」は世界共通語になりつつあります。

環境問題に取り組む人や企業が提唱するのが「3R活動」。3Rとは消費削減(Reduce)、再使用(Reuse)、資源再利用(Recycle)の3つのRの頭文字をとったもの。ものを大切にする「もったいない」という言葉には3Rの精神がこめられていて、マータイさんは深い感銘を受けたそうです。
そしてマータイさんが感銘を受けたものがもうひとつあります。それが「ふろしき」なのです。
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恐るべし万能バッグ「ふろしき」

「ふろしき」はその名のとおり、室町時代に風呂に敷いた布ということからその名がついたそうです。
ふろしきは大きな一枚布で、包んだり、結んだりすることで、いろいろな形のものを持ち運べる万能バッグ。日本では古くは奈良時代から使われていたそうです。

現在私たちが日常買い物をするときには包装紙やレジ袋を使いますが、これは一度使い終わるとゴミになってしまいます。しかしふろしきの場合は一枚の布を何度でも再利用できます。布製なので破れにくく、たたんで持ち運べば場所もとりません。急に荷物が増えてもふろしきを取り出して包めば即席バッグの出来上がり。セカンドバッグとして重宝します。運び終えたらまたたたんでしまえば、収納にも場所をとらないというすぐれもの。元々が一枚の布なので、形も変幻自在。結び方や包み方の達人になれば、包むものの大きさや形を問わず使えます。平らなもの、本、雑誌、果物、野菜、ワインや日本酒…どんなものでも持ち運びできる万能バッグとして使えるのです。

上級テクとしては、外出中に冷え込んだ時に羽織って防寒着にしたり、マフラー代わりにしたりもできます。
こうして見ると、ふろしきは世界に誇るべき日本の文化だと思えてきます。
恐るべし万能バッグ「ふろしき」