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仮想世界「セカンドライフ」で人生リセット

世界を相手にビジネスを展開

今年日本語版がオープンすることで話題となっているSecond Life(セカンドライフ)をご存知だろうか?Second Life(通称SL)とはアメリカ発の3D多人数同時参加型「仮想世界」体験ロールプレイングゲームなのだが、他のゲームのように決められたゴールはなく、バーチャルの世界で生活する人々と交流を深めたり、ビジネスができる第二の社会といっていい。

これまでの単なるオンラインゲームと違うのは、SLでは実際のお金が動く。ショップを構え、ユーザ自身がデザインしたアバターや乗り物を販売したり、土地を手に入れてビルを建て、家賃収入を得ることができる。あるいは、SL内でミュージシャンやDJを呼ぶイベントを開催してチケット代を稼いだり、就職口を見つけ給与を得るなんてことも可能なのである。SLではリンデン・ドル(L$)という独自の通貨が使用されるが、これを現実のお金に換算することができるのだ。現在US$1は約L$270。すでに155億円以上のお金が取引され、ユーザ数は日々増えつづけ、現時点で230万人以上である。
Second Life(セカンドライフ)
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Second Life(セカンドライフ)

大手企業が次々と参入

バーチャルの世界だとはいえ、情報に敏感な者たちが世界中から集い、実際のお金が動くとなれば、大手企業が黙ってこの様子を眺めているわけがない。ロイター通信は去年10月にSL内に支局を設け、アダム・ロイターと名乗る記者を駐在させ、現実世界とSLでの最新ニュースを配信している。また、サン・マイクロシステムズは、自社の製品を展示するパビリオンで記者発表を行い、スターウッドホテルは現実のホテルをオープンする前にSL内でユーザに体験させ反応を探る試みで利用している。そのほかにもIBM、DELL、ナイキ、リーボックといった大手が名を連ね、日産、トヨタ、ソニーBMGといった日本企業も進出している。企業は初期費用1250ドルと毎月維持費として195ドル費やしているというが、そのプロモーション効果は計り知れないという。

ビジネス目的だけでなく、SLの開発者リンデン・ラボも想像していなかった使い方も生み出されている。「ARCI」というイギリスの団体は、ポルトガルのセーフハウスで保護されている被虐待児童たちが他のユーザとコミュニケーションを図りながら社会的スキルを取り戻すリハビリの場として利用しているとか。また、アメリカのビジネススクールでは、起業ノウハウを学ぶ場として利用している。

【参考リンク】
Second Life Wiki Japan
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仮想世界で大富豪が誕生

SL内のビジネスで年間数十万稼ぐ人はいまや珍しくない。ミシガン州に住むジJennifer Grinnellさんは、現実世界の職を捨てSLでファッションデザイナーとして活躍し、以前の収入の4倍も稼いでいるというから驚きだ。百万長者が誕生したというニュースもある。Anshe Chungと名乗る住民によると、最初に投資した9.95ドルが、約2年半で現実世界の資産や通貨に換算して100万ドル相当に膨らんだというのだ。にわかに信じがたい話ではあるが、Second Life内で土地を購入し、そこに魅力的な建物や空間を作り、人に貸し出したり販売して富を得たという。SLがまさにもうひとつの居住空間だと考えればまんざら嘘ではないとも思える。

世界中からユーザが参加してくるため、共通語はもちろん英語。どうしても英語が苦手という人は、日本人専用居住区「Kalen」というエリアもあるので、まずそこで顔見知りを作っていろいろ教えてもらうといいのもいいし、今年オープンするといわれている日本語版を待つという手もある。

【参考リンク】
Second Lifeのウェブマガジン「MagSL.NET」
Second Life(セカンドライフ)