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大人も面白い! おすすめ児童文学

今が旬! 児童文学を見直そう

 「本を読むのが好きですか?」「日ごろから本を読んでいますか?」
 そんな質問に「YES」と胸を張って答える方はたくさんいいると思うが、「文学や物語を読んでいますか?」と聞かれれば、首を横に振る人も多いのではないだろうか。

 あまり文学や物語を読まない人にお勧めなのは「児童文学」。子どもの読むものと、侮ることなかれ。なかなかどうして、大人が読んでも面白い作品、心躍る物語、見ているだけで癒される絵本などが揃っているのだ。そもそも、現在は児童文学ブーム。『ハリーポッター』シリーズや『ダレン・シャン』のヒット、アニメ映画化された『ゲド戦記』『ブレイブ・ストーリー』など、話題作、ヒット作が続々刊行されている。

 内容は、子ども向けなだけにストレートでわかりやすいものが多く、文学作品に不慣れな人にもとっかかりやすい。また。冒険やミステリーを中心としたワクワクと心躍るテーマも多く、「少年の心」を取り戻すのに一役買ってくれそうだ。楽しみ方もさまざまで、子どもの頃読んだ作品を読み直すもよし、映像化された人気作の原作を楽しむもよし、子どもと一緒に読んだり、美しい絵や写真の載った絵本で癒されてみたり。好みによって作品を選んでみよう。

 そこで、大人が読んでも面白い児童文学、大人だからこそ楽しめる作品をご紹介。もちろん、子どもに読み聞かせたり、いっしょに眺めるのにも向いている作品も多い。本選びに迷ったときの指針になるかもしれない。
きりん館
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子ども時代に夢中になったあの作品
もう一度読み返してみよう

 子どもの頃は、あまり本を読まなかった方でも、1冊くらいは思い出の本があるかもしれない。母親に読んでもらった本、学校の図書室や学級文庫にあった作品、クラスメイトに勧めて貰った1冊など、思い返してみると、さまざまな本が浮かぶはず。

 『怪盗ルパン』シリーズや、『怪人二十面相』シリーズに心躍らせた人は多いだろうし、「本はほとんど読んでいない」方でも、心に残るアニメやドラマの原作本になら、たくさんの思い出があるのではないだろうか。
そんな子ども時代に夢中になった作品は、現在でも簡単に手に入る作品も多く、書店や図書館に行けば懐かしい作品を手にすることができる。装丁が変わっていても中身はかつて親しんだあの作品。ページをめくれば、同窓会に出席したような気分になるかもしれない。

 幼い頃親しんだ本が実家や自宅の本棚に並んでいる人は、懐かしい本を引っ張り出してみて欲しい。手元に本がない人は、近くの書店に出かけるのもいいが児童書専門の書店に出かければ、新しい出会いや懐かしい顔に出会えるだろう。
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海外児童文学にも要注目!

 現在は、とくに海外翻訳作品が人気を集めている。たとえば、児童文学作品の売り上げランキングを見ても、実に3/4を海外翻訳作品が占めていることも珍しくない。
京都大学の近くで、30年の長きにわたって児童書を扱う、児童書専門書店「きりん館」で、なぜ翻訳文学に人気が集まるのか、そのヒミツを聞いてみた。

 ───わかりません。日本の児童文学が子どもたちの心をつかめなかったからではないでしょうか。若い作家さんたちはそうでもないと思いますけど。
 それと、読者は自分の身近でない場所での出来事を想像して楽しみたいからではないでしょうか。外国に対する憧れなのかな。スケールの違いも考えられますね。それに、海外で評価を得たものを翻訳するわけですから、面白い作品が多いのも当然かもしれません。

 売れ筋の作品を見ていると、壮大なスケールのものや、剣や魔法、幻想の生き物たちが活躍するファンタジー色の強いものが多いように思われる。そのスケール感や非日常感は、国内作品にはあまり見られないものだ。ゲームや映像作品、コミックなどで、ファンタジー世界に慣れ親しんだ世代にとっては、物語世界に入っていきやすいのかもしれない。

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