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人の心に訴えかける芸術とは 熱いハートが込められたもの |
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紙をやぶいて作られる絵と聞くと、なんとなく大味で大胆な作品を想像する人もいるのではないだろうか。実際の貼り絵を見てもらえばわかるが、作品は微妙なカーブを描く曲線や、鳥の羽の微妙な柔らかさまで、微に入り細に渡って表現されている。人の手でやぶられた紙で作られているとは思えないほどの繊細さなのだ。
同氏は、どの作品においても自らが持つ五感を全て使う。それは見た人の心に、描かれた情景が少しでも臨場感豊かに伝わって欲しいという思いの表れでもある。「技術が磨かれ、"綺麗"な絵は沢山ある。だけど、それは技術であって、芸術ではない。絵を見て、その空気を感じて感動して涙が出る。そんな感情の行き交うものが芸術なんだ」と同氏は語る。
確かに、同氏の作品には見るものを引きつける何かがある。見た人に「懐かしさ」や「安心感」を与えるような空気が同氏の作品からは流れ出てきている。そんな情緒豊かな貼り絵は、一体どのようにして生まれてきているのだろうか。同じ景色を見ても、それを表現できる人と出来ない人との違いとは一体なんだろうか。
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