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携帯灰皿は、男のアクセサリーである。

携帯灰皿はマナーからファッションへ

 "MAM(モバイル・アッシュトレイ・ミュージアム)???"

 横文字にすると何のことやら分からないが、つまりは"携帯灰皿ミュージアム"のことらしい。店内を見渡すと、クロコダイルの革で作られた携帯灰皿に、クリスタルビーズが埋め込まれた携帯灰皿、樹木の皮で作られた携帯灰皿など、有名ブランドが制作したオリジナル携帯灰皿がズラリと並ぶ。一流デパートのセレクトショップを思わせる品揃えだ。

 携帯灰皿といえば、「マナーを携帯する」なんて言葉をよく聞いていたが、最近はずいぶんイメージが変わってきているようだ。

 「持たされるのではなく、持ちたくなるカッコいい携帯灰皿を」

 "MAM"は、"非喫煙者との共存"をテーマに1年前に立ち上げられたとのこと。店内は白を基調とした清潔なデザインで、30人もの人間が同時にタバコを吸い始めても全く匂いが気にならない換気システムが完備されている。
 お気に入りブランドの携帯灰皿を手に入れるために遠方からやってくる人も多く、今や大切なクリスマスプレゼントにも採用されるほど格を上げた。

 そんな携帯灰皿ファッションの最前線、"MAM"に潜入してみよう。

MAM (Mobile Ashtray Museum)
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「Goody Grams」

使うほどに味が出る
リアルレザーの携帯灰皿

 まずはシンプル派。
 使えば使うほど手に馴染み、その味わいを増していく「Goody Grams」の携帯灰皿だ。

 レザーにはクロコダイル・パイソン・リザードの3種類を使用し、シンプルな作りの中に本物を感じさせる風格が漂う逸品。革の内側にはプラスチックの灰入れが付いており、片手で少し握るだけで開くことのできるワンタッチ操作を可能としている。入り口はマグネット式になっているので、灰がこぼれる心配はない。

 「Goody Grams」とは、物理的な重さのg(グラム)ではなく、"価値という重さ"を形に表すことを意味している。

 スーツに合わせて携帯しても良し、ラフなジーンズに合わせて携帯しても良し。雰囲気のあるリアルレザーは、ビジネスやプライベートなどあらゆるシーンで"重み"を見せることだろう。

 何の気なしに、洒落た灰皿をポケットからサッと出す。大人の男だけに許された、何とも渋い演出じゃないか。
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カードやライターも収納できる機能派

 シンプル派の次は、機能性へ視点を移してみよう。

 「Goody Grams COVENT GARDEN」は、下部にライターを収納できるポケットが付いている。さらにライターを中心にクルクルと巻いて、小さく収納できるようになっているのもポイント。接着面が留め金ではなく、革紐で巻くところもスタイリッシュな演出だ。

 「OROBIANCO」からは、カード類が収容できる携帯灰皿だ。インナーには小銭を入れることもできるため、ちょっとした財布としての利用価値も高い。
OROBIANCOは、1996年にミラノで設立された新進ファクトリーバックブランドであり、「決して流行だけを追い求める事なく、長い間愛用して頂けるような製品作りを心がける」と言う、イタリアの伝統的クラフトマンシップを継承しており、その精神が携帯灰皿にも生きている。

 ライターやカードだけでなく、タバコごと収納できる大型タイプの携帯灰皿もある。こういった機能の中には、「何とかして携帯灰皿を持ち歩いてもらう方法はないだろうか」と心を砕いたデザイナーの創意が現れていることを、我々は見過ごすべきではないだろう。
OROBIANCO