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激烈過酷な宇宙空間 それでも人は空を目指す |
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地球の周回軌道を目指す本格的な宇宙旅行の場合、打ち上げ時の加速も強いし宇宙や無重力に対する一定の知識が必要になる。相当の訓練がなければ行く事はできない。世界初の民間宇宙旅行者として国際宇宙ステーションに約1週間滞在したデニス・チトー氏の場合、訓練は8カ月にも及んだ。
宇宙はけして安全な場所ではないからだ。先日、JAXAの運営する筑波宇宙センターで、アメリカに運ばれる前の日本のモジュール「きぼう」を見ることができた。年末にはスペースシャトルに積まれ、国際宇宙ステーションにドッキングする予定である。
国際宇宙ステーションは地上約400kmの軌道上を回っている。400kmというと東京−大阪間ぐらいだから相当な高さだが、地球の直径12000kmに比べれば、ほとんど表面すれすれ。それでもそこは地上とはまったく違う世界なのだ。
担当の方の話では、太陽の当たる面の温度はおよそプラス150度、反対の影の部分はマイナス150度なのだそうだ。大気がないから、そういう極端な温度差が生じる。モジュール内はエアロバイクを漕ぐだけで数字が動くほどの微小重力、そのため、見学の際にはクリーンルームを通った。無重力下では何もかもが浮き上がる。モジュール内に持ち込んだほこり1つが、飛び回り人を傷つける。
軌道上にはスペースデブリ(=宇宙ゴミ)が衛星と同等の速度、つまり秒速数kmの超高速で飛び回っているわけだ。数グラムのスペースデブリは10センチのアルミ塊をえぐり取るほどの破壊力を持つ。これは弾丸、むしろ砲弾が飛んでいるに等しい。一方、アルミ合金からなるモジュールの最薄部分はたった5mmだという。ぶつかれば国際衛星ステーションなど豆腐のようなものだ。 |
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