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ホームジムで贅沢ボディに贅肉ナシ!

ボディビルにはまった20歳
筋肉こそ最高の美

 恥ずかしい過去は誰にだってある。実は20歳の頃、ボディビルのジムに通っていた。当時の尊敬する人はアーノルド・シュワルツネッガー、座右の銘はシュワルツネッガーの名言「筋肉はNOという、しかし私はYESという」だ。太くなった上腕や盛り上がった大胸筋を見せびらかすため、春からタンクトップだ。歯医者の待合室でオバチャンの集団に「まあすごい、ちょっと触らせなさいよ」と言われてうれしい、そんな学生。バカだ。

 筋肉が太くなるとバカになる。間違いない。頭がアメリカになる。かるふぉーにあだ。空の下でマッチョだ。突き抜けた青さが目に痛い。

 鍛えるのはいい、しかしバカになっては困る。知性なくてして何のマッチョか。贅肉が落ちるように思索は純化され、筋肉のバルクが増すように教養が増える、それこそが正しい。

 ボディビルは人体を有機的なマシンと見立て、そのチューンアップを目指す。最終目標は美しい筋肉だ。速く走るとか得点を取るとか相手に勝つとかそういうのじゃなくて、目的は美。それも完全に業界内だけに偏った美。そのためにサプリメントを飲むし、異常なほど健康を考える。筋肉をカットアップ、文字通りキレを出すには、かなり厳しいウェイトコントロールが必要なのだ。

 ボディビルはオタクなスポーツである。いやスポーツとは言えないかもしれない。ハードではあるが、一種の美容術かもしれない。ボディビルの教本はすぐに禅を持ち出すが、風水ダイエットとかオーラソーマと根元が同じような気がする。
役者というよりもミスターオリンピア、それがアーノルドという男である
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実は脂肪が隠れている?
BMI指数で肥満度チェック

 先日、とある会社では室内ジムのキットを購入したそうである。社員でボディビル関東大会を目指すのか。違うのか。よくわからないが、ハマると危険だな。黒のTバック履くようになるぞ。やたらにビタミンに詳しくなるぞ。個人輸入でステロイドホルモンを買うかもしれないぞ。

 健康に気を使うのは悪いことじゃない。度を過ぎなければいい。BMI(ボディ・マス・インデックス)指数という、肥満度を表す指標がある。体重kg÷身長(?)で出す。この値が18.5〜25未満で標準、25〜30未満で肥満、30以上で高度肥満である。

 電卓叩くのが面倒な場合はあいち健康プラザが提供している「あなたの今の体格は?」で簡単に計算できる。たとえば自分の場合、身長170cm・体重68kgなので、BMI23.5で“標準”ではあった。あったが、標準体重は63.6kgなのだそうで、5kgもオーバーしている。

 念のため、薬局に置いてあった体脂肪計でも計ってみた。体脂肪が28.8%だった。うーん女の子のようだ。男性の標準は20%ぐらいだそうだから、オーバーもいいところ。かくれ肥満らしい。8%オーバーだから、体重にすればこれも約5kg。

 5kgかあ、困ったもんだ。そもそも65kg以下なんて、大学生の時以来、なったことがない。腕はいまや案山子のようだし、腹もすごいことになっている。運動どころか歩くことさえしない。かくれ肥満どころか、ただの肥満だ。やはり意識して何かやらないとマズイらしい。
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ホームジムVSフィットネスクラブ
どっちが得か?

 その会社が買ったのはトーエイライトのマルチステーションマシーン H-9510というマシンだ。見て驚いた。これは公営のトレーニングルームに置いてあるマシンと同じだ。価格も30万円弱と相当なものだ。これ1台とダンベルさえあれば、トレーニングは十分である。

 組み立ては簡単らしいが、説明書はすごい数である。金属製でパーツは重いし、場所も取る。ホームジムを、と思っても子ども部屋に悩む個人の生活では難しいかもしれない。

 一般的にマシントレーニングといえば、フィットネスクラブだろう。いつ行けるかわからない、ちょっと空いた時間に体を鍛えたいと思ったら、交通の便利が良い場所にあるクラブを選ぶ。しかしそうしたクラブは高い。

 フィットネスオンラインの「ハイクラスなクラブ」を見ると、一番高いホテルオークラのオークラヘルスクラブが入会金200万円・保証金200万円・月会費3万1000円、1番安いのがフィットネスクラブワイズで入会金10万円・月会費1万3000円。

 値段の違いは器具とかトレーニングプログラムの組み立てとかいろいろあるのだが、一番は立地と会員数。場所は当然として、会員が少なければ、それだけマシンやプールが使いやすくなる。ジム仲間を作ってビジネスに、と思う人もいると思う。

 こうした通えそうなフィットネスクラブの値段からすれば、H-9510は消費税みたいなものだ。自己管理できるなら、コストパフォーマンスはいい。
社員総出でH-9510の組み立て