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「江戸しぐさ」を学ぶ

「江戸しぐさ」とは?

 筆者は東京生まれの東京育ち、現在も東京暮らし。何かの折にそんな話をすれば、知り合って日の浅い人からはちょくちょく「ほぉ。江戸っ子ですか?」なんてことを聞かれます。
 祖父母の代は“東京生まれの東京育ち”ではないので、その答えはおそらく“否”なのですが、問われる度に「江戸っ子って何だろう?」と思わずにはいられません。果たして私は、江戸っ子の心を持ち合わせているのでしょうか?

 江戸に暮らした人々のちょっとした心意気や振る舞いの数々。さりげなく話し相手のことを立て、円滑に物事をすすめる「江戸しぐさ」が今、見直されていると言います。
 お互いを尊重しつつ、気持ちよく生活するため生み出された庶民の知恵は、小・中学校の道徳授業のテキストや、社員教育の一環としても取り上げられ、話題を呼んでいるそうです。マナー・モラルが欠如しかけている日本の現代人にこそ必要とされているのかもしれません。
「江戸しぐさ」コラム
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「江戸しぐさ」コラム

「江戸しぐさ」に興味をもったら

 朝日新聞に毎週連載されている「江戸しぐさ」コラムをご存知でしょうか。「江戸講」最後の講師、故・芝三光さんから受け継いだ「江戸しぐさ」を伝える“江戸しぐさ語り部の会”主宰として数々の講演などを精力的に行う、越川禮子さんによる人気コーナーです。読めば様々な発見と出会えることでしょう。

 例えば、年賀状。正直なところ、私は昨年末「この忙しい時期に何でこんなことしなきゃいけないの」なんてブツブツ言いながら書いていました。しかし、江戸における年賀状は、仲をこじらせた相手などにはまっさきに送ったそうです。気まずい関係も、めでたい新年に清算できるのか、と思えば、年賀状も書く気になるというものです。(別に、仲の悪い人が多い訳ではないんですが)他にも、江戸に住まう人々がいかに効率的に、気持ちよく“共生”していたかが分かる話がたくさん盛り込まれています。

 朝日マリオン・コム内では、このコラムのバックナンバーを閲覧することができます。朝日新聞を購読していなくても読めるなんて、嬉しいですよね。皆さんも毎週チェックされてみてはいかがでしょうか。
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本で読む「江戸しぐさ」

 「江戸しぐさ」は元々「商人しぐさ」と言われていたそうです。商人の振る舞いを「かっこいい」と思った庶民が真似をするようになり、江戸全体に広がっていった、それで「江戸しぐさ」になったとか。

 当時は当たり前のように行われていた所作の数々をもっと知りたければ、本を読んでみましょう。少し調べてみれば、意外とたくさんの本が出版されていることに驚かれるのではないでしょうか。上記のコラムを執筆している越川禮子さんの著作は特に人気があります。

 入門編として読みたいのが、身につけよう!江戸しぐさ。ちょっとした心意気によって、毎日を気持ちよく過ごすことができると気づかされます。「江戸しぐさ」完全理解もはじめに読むのに最適で、こちらは江戸しぐさを様々な目線で紹介、最後に実践編が用意されている構成です。普段あまり読書をしたいという方は、マンガ版「江戸しぐさ」意をどうぞ。江戸しぐさを学びながら、クスリと笑える1冊です。
身につけよう!江戸しぐさ