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オリジナル現像で、写真にこだわる!

本当に大切な思い出は、
自分で現像してみませんか?

 突然ですが、「銀塩カメラ」という言葉を知っていますか?

 銀塩というのはモノクロフィルムにおける感光剤のことで、「銀塩カメラ」は一般に昔からあるフィルムカメラのことを指します。

 ではもう一問。
「撮影」と「現像」と「プリント」の違いを知っていますか?

 感光剤である銀塩が、レンズから入ってきた光に反応して像を作り出す。これを「撮影」と言います。その像を薬品処理し、映像として具現化することでネガが出来上がります。これが「現像」という作業ですね。そしてこのネガを元に印画紙へ写す作業を「プリント」といいます。

 何種類もの薬品を使い、光が当たらないように暗室で作業する…。実際は1枚の写真ができ上がるまでに、さまざまな工程を踏んでいるんです。

「パシャッ」と撮って、「お願いしま〜す」とカメラ屋さんにフィルムを差し出せば、写真がアルバムに整理されて返ってくる時代です。あまりそんなことを意識したりはしませんよね。

でも、右の写真を見てみてください。何だか味わい深いと思いませんか?
温度や湿度などの条件が複雑に作用するので、デジタル写真と違い、二度と同じ写真は出来ないんです。

このデジタルカメラ全盛時代に、あえて手づくりの写真を目指してみませんか?

【写真提供】
マコト写真館

本当に大切な思い出は、自分で現像してみませんか?
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現像の原理を知ろう

現像の原理を知ろう

 「現像」の手順を細かく分けると、「フィルム現像」「現像停止」「定着」の3つの工程に別れます。

 撮影が終わったフィルムには、レンズを通して感光した部分・感光していない部分があり、それが目には見えない像を作り出しています。「フィルム現像」は、専用の現像液を使ってフィルムの感光した部分に化学反応を起こし、この見えない像を具現化する作業になります。(注:モノクロの場合は銀塩に対して反応を起こし、カラーの場合は色素に対して発色現像を行うので、それぞれ薬品の種類が全く変わってきます)

 この現像液は、長時間経つとフィルムの感光していない部分まで化学反応を起こしてしまいます。そこで停止液を用いて、現像液の化学反応を止める必要があります。これが「現像停止」という工程です。

 さて、ここまででフィルムの発色部分(モノクロの黒み部分、カラーの発色部分)を具現化することが出来ました。しかし、フィルム全体にまだ感光剤が残っているので、もしも光が当たれば全体が真っ黒になってしまいます。そこで、定着液を用いて感光しなかった部分の感光剤を取り除く必要があります。この工程を「定着」と呼びます。

以上が大まかな現像の流れです。
「プリント」の場合も、対象がフィルムから印画紙に変わるために実作業は異なってきますが、原理は同じです。ただし「プリント」の場合、さらに「引き伸ばし」という作業が必要になりますがそれは後ほど…。
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暗室なんて、実は簡単にクリアできる!

 自分で現像をするとき、ネックになるのは何でしょう?
きっと、多くの人は「暗室」と答えるのではないでしょうか。

 たしかに現像とプリントの工程の中で、暗室がどうしても必要になります。 それは「定着」を行う前にフィルムを光に当ててしまうと、感光して全部が黒みになってしまうからです。

 しかし、暗室を作るのはそんなに難しいことではありません。ユニットバスや押入れを暗室として使っている人も多く、段ボールなどで窓を塞ぐだけで充分に光を遮断できます。夜に作業をすると良いでしょう。

 そして現像だけなら暗室を使わない方法もあります。それは「ダークバック」を用いる方法です。

 小さな暗室であるダークバックの中で、引き出したフィルムを密閉された現像タンクに入れてしまうことで、その後の現像液・停止液・定着液といった薬品処理を明るい場所で行うことが出来るやり方です。ただし、ダークバックの作業は手の感覚のみで行うため、慣れるまでは不要なフィルムを使って練習しましょう。

 他にも「ダークレスキット」といって、フィルムを引き出さないで直接に液を注入して現像する方法もありますが、仕上がりに問題が起こる場合もあるので、あくまで簡易現像キットと考えた方が良いようです。
暗室なんて、実は簡単にクリアできる!