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煮上がったコロはコラーゲンの塊 ぶるぶる揺れて心も揺れるのだ |
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コロを煮る事9時間。いつまでたってもゴムみたいで、どうなるかと思ったが、だんだんと柔らかくなり、最後はとろんと牛筋みたいにホチャホチャ溶けてきた。ようやく食べられそうだ。
皿に取ると外側の黒い部分がつるんと取れた。クジラの、あのツルツルの外皮である。これは取って食べられるのか。どうしようかと思っていたが、そうか、よく煮れば勝手に取れてくれるんだ。皮を取って食べてみる。うーん脂。男だったら、ハート直撃な脂こってり、というか脂だけだ。たまりませんね。
サエズリはぶりんぶりんで、牛タンぽくなるかと思ったが、まったく違う。何でしょうね、食らいついてしまいますね、これは。生臭いし、女の人はダメだろうと思うけれど、オジサンはね、本能直撃。開高氏がうまいと言ったわけである。男は太るような食い物が、もうたまらないのだ。
気が付いたら1人で全部食べてしまった。満足だ。9時間も煮た甲斐があったというものだ。高いのが難点だが、クジラは十二分にうまい。今度は頬肉にあたる鹿の子やベーコンの部位になる畝須を頼んでみようと思ったわけだ。 |
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