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入園・入学祝いの時期が近づいてきた

贈答のしきたり

 良くも悪くも日本人はお祝いごとが大好き。成人するまでに身内や親戚からさまざまな場面でお祝いをもらった経験があるはず。その後も、就職、結婚、出産、引越し、金婚・銀婚式など数多くのお祝い事がつづきます。
 毎回欠かさずくれた親戚のおばさんっていましたよね。よく覚えているなと感心したものですが、ずっと成長を見守ってくれているという温かさを感じるというか、ほかの人が忘れていてもその人だけは忘れずにいてくれるというのはなんともうれしいものです。
 受け取る側に気をつかわせることなく、さりげなくお祝いをしてあげられる、そんな大人になれたら理想的ですね。

 贈答時の金品に対するしきたりや、金品の包み方(水引の色や結び方など)を含めた贈答マナーのほとんどは、奈良時代にはじまったとされています。
 今のように贈答が盛んに行われるようになったのは、庶民全体の生活が安定した昭和30年代以降です。そもそもしきたりというのは、日本固有の多神教の宗教である「神道(しんとう)」の儀式に由来しており、明治時代中期以降から仏教のしきたりが加わるなど、時代の流れとともに変化してきました。


参考リンク:ご贈答マナー
贈答のしきたり
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重要な意味を成す水引

重要な意味を成す水引

 いざお祝いをしようと思って悩むのは、贈答のマナー。幸い、最近ではすでに表書きがプリントされ、水引の結びも心配しなくてすむ「のし袋」が100円ショップにも販売されているので、迷うことも少なくなりました。

 水引の起源は六世紀末から七世紀前半の飛鳥時代にまでさかのぼるとされています。遣唐使の小野妹子が帰朝した際、唐からの贈り物に紅白の麻紐が結ばれていたんだそう。それをきっかけに室町時代から盛んに水引が用いられるようになったのだとか。
 水引の結び方は、何度繰り返してもよい祝い事などに使用する「蝶結び」と結婚や弔事など二度と繰り返さないように願う「結び切り」の2種類があり、これはあくまでも基本のキホンで間違うと失礼となりますが、色もさらに重要です。

 インドや中国だけでなく、日本でも昔、装束など身につける色で身分の区分けをしていたことはご存知ですね。
 金・銀、紫、赤、藍、緑、黄、黒の順序で、婚礼儀式が最も高い儀礼として、弔礼儀式が最も低い儀礼として位置づけられており、水引にも反映されています。金・銀はありませんが、聖徳太子の「冠位十二階」がわかりやすい例といえるかもしれません。
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入学祝いの相場

 これからの時期といえば、冠婚葬祭の冠にあたる入園もしくは入学祝い。水引は紅白蝶結びになります。無事に成長した子どもが、新しい社会への階段を一歩一歩あがっていく人生の節目となる時期で、両親にとって大変喜ばしい行事です。
 子どものお祝いは、両親や祖父母などの親族、ごく親しくしている友人などの間柄だけでささやかに祝うもの。贈る側の年齢やお付き合いの度合いによって変わってきますが、だいたいの相場は5,000〜10,000円だそうです。

 現金だけではなく、図書カードや文具券など実用的な贈り物は喜ばれます。小学生くらいになると個性もでてきますから、あらかじめ希望を聞き、親に確認を取った上で贈ってあげるのがベスト。
 基本的に、お祝いを贈る時期としては入園・入学が決定した1週間以内が礼儀。入学祝を贈った場合、卒業祝いは不要です。
 お返しは必要ないとされていますが、子どもの直筆で写真入りの礼状くらいはきちんと出しておきましょう。気になる場合は、いただいたお祝いの3分の1程度の内祝いを贈ってもいいですね。


参照:">入学祝の相場について
入学祝いの相場