戦場のオアシス「ミリメシ」とは何ぞや?
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兵士の心を癒す ミリタリーグルメ!
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イタリア料理をイタメシと呼び、タイ料理をタイメシと呼び、名古屋料理を名古屋メシと呼ぶ。日本では、ある時期に急激に流行った料理に「メシ」を付ける習慣があります。
2007年はいったいどんな料理に「メシ」の称号が付くんでしょうか?
そこで今回、流行りメシの先取り情報として紹介したいのが、最近ひそかな人気を呼んでいる「">ミリメシ」。ミリタリー(軍隊)のメシ、正しくは戦闘糧食のことで英語ではレーションと呼ばれています。
戦場に持ち運んで食べることを目的としているので、保存性や携帯性を第一に考えて作られています。「ってことは、乾パンとか干し肉みたいな食べ物ばかりじゃないの?ジャングルでかがみながら食べるようなヤツ。そんなの僕らが食べてもしょうがないじゃん」と思うかもしれません。
でも実際の戦場は違います。毎日のように周りで血が流れ、死者が出る日常…。「せめて食い物ぐらいはウマイものを食べたい!」と兵士たちは切実に願っているのです。
実際に多国籍軍が組まれると、兵士たちは支給された糧食を持ち寄り、お互いの国の糧食を食べ比べたりして楽しんでいるそうです。いったい各国の兵士たちはどんな物を戦場で食べているのでしょうか?
まずは我らがニッポン、自衛隊の糧食を見てみましょう!
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米とおかずに自信 自衛隊の戦闘糧食
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自衛隊の糧食は、カンボジアに派遣されたPKO参加国によって行われた戦闘糧食コンテストで優勝した経験もある逸品です。
缶詰に入れられたI型、レトルトパウチに入れられたII型の2種類があり、赤飯・とり飯などの米飯が充実しているのが最大の特徴です。おかずも、酢豚・もつ煮込み・カレー、さらには塩鮭とバリエーション豊かです。その中でも兵士たちの間で絶大な人気を誇るのは、たくあんの缶詰とのこと。やっぱり日本人ですよね。
実は自衛隊の糧食は一般流通が禁じられているので、右に載せている写真は陸上自衛隊広報センターで売られている「パック弁当」という擬似糧食です。雰囲気は味わうには充分でしょう。
缶詰はパラシュート降下などの際にも壊れない耐久性を持っていますが、敵にゴミの痕跡を発見されやすいというデメリットがあります。レトルトパウチならその危険は薄まるものの耐久性で劣るため、これらは任務内容によって併用されているそうです。
今スーパーの棚に並んでいる缶詰も、もともとは携帯・保存性を考えて作られた戦闘糧食が原型と言われています。何もかも破壊して後には何も残らない戦争の中で、糧食は数少ない生産物といえるかもしれません。
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個性豊かな糧食 各国の食文化が垣間見える
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戦闘糧食は、それぞれの国によって内容が大きく異なります。
少しかさばるもののレストラン並の味を追求したフランス糧食、食後のコーヒー・デザート・さらに赤ワインまで用意されたイタリア糧食、ティータイムを楽しむことが出来るイギリス糧食、寒冷地でカロリー補給をしやすいようにボリュームを重視した北欧糧食、そして機能性は高いものの味に関しては最低ランクのアメリカ糧食など、各国の食文化がよく現れています。
戦争は、ストレスが非常に溜まりやすい環境です。銃を持っている兵士も人間なので、いくら簡単で栄養があっても、見た目が悪くて不味いものばかりでは日々のモチベーションが低下してしまいます。
そのために主食・副菜だけでなく、チョコレート・キャンディー・ガムといったお菓子が付いていたりと、糧食は栄養面だけではなくメンタル面のストレス解消といった役割を担うように作られています。
人は美味しいものを食べて幸せになる、それは戦場の兵士にはなおさら渇望さられることです。
だから実際の戦闘糧食は、我々のイメージとは大きく異なって、味もおいしく心が満たされる工夫を凝らされているのです。
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