日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!
上野を散歩するならさんぽす

新横乗り系?フリーラインスケート

サーフィン、スノボに匹敵!
高度な技術を要する新しいスケート

 突然ですが、そこのアナタに質問します。サーフィン、スノーボード、スケボーの共通点はなんでしょう?

 はい、答えは簡単。?進行方向に対して自分の体を横向きにする?ということがまず共通している。もうひとつの共通点は?本体が一枚板?ということだ。

「フリーラインスケート」は、サーフィンやスノボと同様横乗り系だが、本体は一枚板ではなく2つに別れている。見た目はインラインスケートを思いっきり小さく、そしてシンプルにしたという雰囲気。しかし、体の正面方向に向かって進むインラインスケートとは異なり、フリーラインスケートはサーフィンやスノボと同じく体の真横に向かって進む。

 なんだかスケボーとスケートを合体したようにも見えるが、どうしてどうして、これがとても奥深いのである。まだ誕生して約二年と日は浅いのだが、欧米ではかなり注目されており、競技も盛ん…なーんていうのが、いわゆる新スポーツ紹介記事のありていな書き方だが、フリーラインスケートはちょっと違う。

 誕生以来確かに注目はされているのは確かだが、競技会はまだ開かれていない。そう、まだそれほど乗りこなせる人が数多くは存在しないのである。スタイルだけでなく、その難易度もサーフィンやスノボに匹敵するのがこのフリーラインスケートなのである。
フリーラインスケート
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フリーラインスケート

米サンディエゴ生まれ
サーファーが考案したスケート

 のっけから「ちょっとやそっとじゃ乗りこなせない難しスポーツ」と紹介してしまっては、読者の皆さんにヒンシュクを買いそうだが、取材してみてはっきりと確信してしまったのだから仕方がない。

 それに誰もが簡単にできるものではなく、訓練して上達していくという楽しみもある。先ほどから比較材料として挙げているサーフィンやスノボなども、初心者がイキナリ乗りこなせるシロモノではないことは皆様もよくご存知のはず。フリーラインスケートはその類に入るものなのだ。

 フリーラインスケートが生まれたのは、アメリカ西海岸のサンディエゴ。メキシコとの国境近くにあるこの街はサーフィンのポイントもたくさん。そのサンディエゴのサーファーによって考案されたらしい。
 陸上でのサーフィンのトレーニングと言えば思いだすのはスケートボード。正確には車輪が前後に1つづつで、バンクもかけられるロングタイプのスケートボードだ。

 一般的なスケートボードは4輪なのでバンクをかけられないのだが、ロングタイプはよりサーフィンに近い動きができるのである。
 スケートボードは一枚板の上に乗っかることは誰でも知っているが、人間というのはいろいろ考える動物である。
 「左右の足が独立し、バラバラに動かせるようになったらどうなるんだろう…」、
そんなことを考えたある人が、スケボーを2つに切り分けて乗ってみた…そんな感じでフリーラインスケートは誕生したのではないだろうか?
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自走可能、登坂もできる?
これまでにないローラースポーツ

 それは私が勝手に考えた仮説なのだが、もし本当だとしたら、スケボーを切り分けた人はさぞかし驚いたに違いない。
 従来のスケボーにはない能力を、フリーラインスケートは持っているのだ。そうした能力をスケボーと比較しながら解説すれば、もっとフリーラインスケートのことがよくわかるだろう。

 スケートのように紐でしばったりはせず、スケボーと同じく、フリーラインスケートも本体の上にただ乗っかるだけだ。
 スケボーの場合は前に進むため、片足で地面を蹴らなければならないが、フリーラインスケートはその動作は必要ない。

 というか、その動作をしてしまうと片足のスケートは置いてきぼりになってしまう。足を前後に動かすことで、進行方向に向かって走らせるのがフリーラインスケート。すなわち自走できるということになる。

 そしてスケボーは坂を下ることしかできないが、フリーラインスケートは自走能力を応用すれば、坂を登っていくことも可能なわけだ。
 この仰天な能力は娯楽やスポーツだけでなく、自転車などと同じように、いわゆる「生活の足」としても十分に機能する。

 もっとも路上で乗るためには十分に乗りこなせるための訓練と、歩行者等への万全の配慮が欠かせないのはいうまでもないが…。暮らしの中でも十分に使えることは間違いない。
フリーラインスケートジャパン