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葛城二十八宿・経塚めぐり |
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修験者(山伏)にとって、必須の修業とも言われるのが、葛城二十八宿巡りでしょう。二十八宿とは、役行者が般若経を納めた二十八の塚それぞれを指すもので、修験者の行場ですから、当然、難所が多くなります。
中でも友ヶ島虎島の経塚は、ロープを使わずには登ることができないほどの急傾斜の上にあります。葛城二十八宿巡りの、他の霊場巡りと違うところは、「功徳をいただくため」という以上に、修業の意味が籠められているところにあるといえます。
では、ここで、役行者という人物について少し見ていきましょう。 彼の業績について説明しているのは、続日本紀や、日本霊異記など。七世紀から八世紀にかけて実在したとされる人物で、修験道の開祖。無実の罪により伊豆に流罪になりましたが、夜は富士山まで飛んで、修業をしたとされるスーパーマンです。
また鬼神を使役し、不思議な力を使ったとされてもいます。ただ、なにしろ昔の人物ですから、さまざまな伝説や推測が入り混じっていて、実際のところはよくわかりません。しかし、彼の存在が時の朝廷にとっては大いなる脅威であったということは事実のようです。
また「修験道」の開祖なわけですから当然ではありますが、修験者にとって、役行者は非常に重要な存在です。また、大峰山や金剛山など、修業の山全体においても、彼は神とされています。
それら修験の山でひげを蓄えた細身の老人の銅像を見かけたら、その前後に何かいないか確かめてみてください。もし、小さい子鬼が二匹いたら、それは前鬼と後鬼。老人は役行者に間違いありません。 |
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