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カプセル内視鏡 一錠10万円?医療を変える小さな技術

マイクロマシンが医療を変える パッチ型インシュリンポンプを開発

マイクロマシンが医療を変える
パッチ型インシュリンポンプを開発

 医療機器の小型化は低侵襲性のみならず患者の生活の質の向上=Quarity Of Life:QOLも可能にする。

 重度の糖尿病患者に1日に数回、定期的にインシュリンの注射が必要なことはご存知だろう。
 これが自動化できれば、糖尿病患者はわずらわしい注射が必要なくなる。
 自動的にインシュリンを体内に投与する、いわばインシュリンの携帯型タイマー付き点滴はインシュリンポンプと呼ばれ、すでに製品化されている。
 しかし従来品はサイズがポケットベルほどもあるため、体に固定するのも大変で、服の下に付けたり人知れず工夫が必要だった。

 Debiotech社が開発、STマイクロエレクトロニクスが商品化を進めている使い捨てインシュリンポンプはパッチ状で紙のように薄く、腕などに直接貼り付けることができる。
 マイクロマシン技術を利用してポンプを極小化、微量のインシュリンを電気的にコントロール、常に必要量を投与する。
 実用化すれば、全世界2億5000万人の糖尿病患者にとって朗報となるだろう。

 マイクロマシンやナノテクノロジーといった微細化技術は次世代医療の基幹技術と目されている。
 薬剤の粒子をナノサイズにすることで、体内への吸収率を注射による投与の1.6倍まで引き上げるナノコンポジット技術、体内にチップを埋め込み、体内の変化を常時監視するナノバイオセンサーなど数多くの技術の研究開発が進んでいる。
 
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ガンを見つけるすごいヤツ
ガラスの上の実験室とは?

 Lab-on-a-Chip=ラボオンチップはガラス上に作られた極小の実験室だ。
 電流の代わりに液体が微細な溝を走り、反応を起こす生化学的集積回路ともいえる。

 多孔質のゲルやポリマーをチップ上で構成し、分子の通過時間の差(大きな分子ほど抵抗を受けて遅くなる)やナノサイズの孔に電荷をかけ、イオン化した分子が通過する際に変化する電流量で蛋白質の構成を調べたり、基板上に微細な溝を掘り、酵素などに反応や結合する度合いを調べるなどが可能だ。

 今まで大掛かりな実験設備がなければ解析できなかった試料も、ラボオンチップに試料を垂らすだけで分析結果が出る。

 このラボオンチップを使って、がん細胞を一瞬で検知できるマイクロチップがアメリカで開発された。
 人毛ほどの細い管を使って細胞を採取、ガン細胞だけに付着する染料を加え、そこへレーザーを照射するとガン細胞だけが光って見える。

 基本的な機能は従来のガン細胞診断機器と同じだが、サイズがまったく違う。
 従来はキャビネット4個分ほどもある大型装置が手のひらサイズに収まるようになったのだ。
 これにより検査に必要だった時間もコストも大幅に削減できる。

 いずれはマイクロチップを体内に埋め込み、現在では発見できない最初期のガンの兆候を発見、治療することができるようになるかもしれない。

 技術の進歩は患者の負担を減らしながら、最大の効果が可能な治療を実現するのだ。
ガンを見つけるすごいヤツ ガラスの上の実験室とは?