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ジーンズ文化 イン ジャパン

国産ジーンズ発祥の地・倉敷児島地区

 日本においてジーンズが広まったのは、敗戦後のこと。アメリカ軍の古着に、大量のジーンズがあったことがきっかけなのだそうです。

 日本初の国産ジーンズが登場したのは、1963年のこと。キャントンというブランド名のもので、今は入手困難だとか。

 そして、国産ジーンズ第一号が生まれたのが、倉敷は児島地区。現在でも有数のジーンズ生産地となっています。

 また、ジーンズの歴史や生産工程、ジーンズのコレクション展示など、ジーンズに関する豊富な資料を集めたジーンズミュージアムもここにあるのです。

 そして、この児島地区を走る循環バスの名は「ジーンズバス」。ジーンズミュージアムほか、ジーンズ直営店などを周り、人気を集めています。

 また、毎年「ベスト・ジーニスト」が選ばれるのをご存じの方は多いでしょう。2006年のベストジーニストアワード受賞者は、歌手の亀梨和也さんと、同じく歌手の倖田 來未さんでした。

 この賞を主催するのが、「日本ジーンズメーカー協議会」と、「岡山県アパレル工業組合」です。

 岡山県アパレル工業組合はもちろんこの児島地区とも関係がありますが、日本ジーンズメーカー協議会に参加する企業の多くが、この児島地区に立地しているのです。

 児島地区とジーンズの関係の深さがよくわかるでしょう。
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レプリカジーンズの流行

レプリカジーンズの流行

 さて、皆さんは、「レプリカジーンズ」という言葉をご存じ
でしょうか。

 1990年代の日本ジーンズ文化において、語らずにはすまされないものです。

 1900年代前半から半ばにかけて作られ、現代まで履き続けられている「ヴィンテージジーンズ」は、しっかりした縫製と生地、そして、その色落ち感にファンが多く、かなりの高値で取り引きされています。

 しかし、100年近く前に作られたジーンズであるからには、ボロボロになっていたり、反対にきれいな状態のままで保存されているものは、手が出ないほど高かったりします。

 そこで、ヴィンテージジーンズの生地の織り方から縫い方、さらには色落ち感までも再現したものが登場したのです。それが、レプリカジーンズ。

 たとえば、ジーンズといえば、リーバイスが有名ですよね。そのロゴをじっと見ていると、「LeVI'S」と、「LEVI'S」の二種類あることに気づくはず。実は、「LEVI'S」は、レプリカジーンズに付けられるロゴなんです。

 レプリカジーンズのブームが始まったのは1990年代前半ですが、その申し子といえるジーンズも、1998年に日本で登場しています。その名も「サムライジーンズ」。「ジーンズは作り手、穿き手の両方の拘りが一致しないと商品価値がない」というコンセプトとこだわり、富士山と鳥居など日本らしい意匠のパッチなどで、またたく間に、ジーンズマニアに人気となりました。
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ジーンズショップ

 それでは、実際にジーンズショップでは、どのようなジーズが売られているのでしょうか。

 お邪魔したのは、近鉄富田林西口駅前にある、「SHIN SHIN」。
カントリー調の店内には、ところせましと、アメリカンカジュアルや、ジーンズが並んでいます。これでは日本産のジーンズは置いてないかもしれないなぁ、と聞いてみると、
「日本最初のジーンズメーカーのBIG JOHNのものがあります」
とのこと。

「日本初のジーンズはキャントンでは?」
と確認しましたら、キャントンの製品は、生地をアメリカから輸入して作られたもので、日本で一番最初に、生地から国内で作ったのはBIG JOHNなんだそうです。

 また、日本の店頭に置いてあるのは、「ワンウォッシュ」のジーンズがほとんど。
「ワンウォッシュ」とは、言葉の通り、一度洗ったということです。ジーンズはとても縮むので、一度洗うと窮屈で履けなくなってしまう恐れがあります。だから一度洗ったものを店頭に置くのだそう。

 それに対して、アメリカでは「ノンウォッシュ」で大きめの製品を購入して、ジーンズ着用のまま水に入り、自分の体系に合わせて縮ませることを好む人が多いのだそうです。

 ただ、ジーンズ生地は横に縮むだけでなく、縦にも縮むため、ノンウォッシュのジーンズを購入する場合、一度縮ませてから丈を合わせなくてはいけなくて面倒なんです。
 これが日本でノンウォッシュが定着しない理由なのだとか。


取材協力:SHIN SHIN
ジーンズショップ