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今だからこそ、大人の「バリ島」へ

バリ島の復興を願うファンを中心に
日本からの渡航者が急増中なのだ

 「バリ島」という地名を耳にすると、不思議な懐かしさを覚える40歳代の方々も多いのではなかろうか。
 サーフィンと雑貨、そしてスパやマッサージなどの「癒し」というキーワードで有名なこのリゾートアイランド。

 一時は、日本においても一大ブームが沸き起こり、リゾート地の王様である「ハワイ」の人気をも脅かしたかのように思えたものだが、2002年、2005年の2度に渡って発生した爆弾事件により、不幸にも多くの人々の命が犠牲となってからは観光客が激減。

 それまで圧倒的な観光客の割合を誇っていた日本からの渡航者が減ったのはもちろん、元々バリ島を観光地に仕立て上げたオーストラリアからの直行便も廃止となり、観光産業で成り立っていたバリ島が見る見るうちに寂れていったのは確かだ。

 しかし、触れ合えば触れ合うほどに心に刻み込まれるようなバリに住む人々の人柄の良さや、雄大な大自然、そして何より島全体を包み込むスピリチュアルで荘厳な雰囲気を一度でも体感したものは、その魅力を忘れることはできないはず。

 そこを訪れた多くの人々は「バリの良さは帰国してからじわじわと沁みてくる」という。
 それほどまでに魅力的なバリの復興を多くのファンが心から望んでいる証として、テロの脅威が薄らいできた昨今、再びバリの地を踏む大人の日本人が増えているというのだ。

 当時、独身の時にバリに遊びに来た若者たちが大人になった今、家族で、夫婦で再びこの地を訪れ、大人なりの楽しみ方で、バリの休日を過ごしているのだ。
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見どころ遊びどころが満載のバリ島
芸術の村・ウブドやヌサドゥアがお薦め

 バリ島はインドネシア共和国32州のうちのひとつで、州都はデンパサール市。
 赤道から南に1,000kmの地点に位置する東京都の約2.7倍の大きさの島だ。時差は日本の1時間遅れ。成田からの直行便で約6時間半。
 ハワイに行くのとさほど時間的な差はないのだが、時差が小さい分、身体が非常に楽だった。

 バリ島の気候は、「熱帯性モンスーン気候」と呼ばれ、4月〜10月は乾季、11月〜3月が雨季となっている。 日中の最高気温は30℃前後で、記者が訪れた7月では日中の直射日光はかなり強いほうだが、朝晩は長袖が必要なほど風が涼しく、日本の夏よりも過ごしやすいような気がした。

 言葉は、インドネシア語、バリ語、英語などが入り混じり、ほとんどのお店やホテルで簡単な日本語が通じるので安心。
 特に、観光業に従事しているバリの人々はみな勉強熱心で、外国語の習得にはかなり積極的。最近は、台湾人や韓国人の観光客が増えているということで、台湾語を学習中という人が多かった。

 通貨はルピア(Rp)で、物価は安い。
 街の食堂で家族3人で食事を楽しんでも、日本円にして1000円足らず。バリ雑貨のお土産も数百円から購入が可能だ。

 サーファーズパラダイズとして有名なクタ地区は繁華街であるが、夜は少々物騒。
 政府管理のホテルエリアであるヌサドゥア地区や、山間の芸術コロニー的な趣のあるウブド地区が人気のエリアで、王宮や寺院、神秘的な舞踊など見どころもたくさん。

 移動の足については、交通マナーがよくないためレンタカーの利用はあまりお勧めできない。
 車をチャーターするか、ホテルやショッピングセンター、レストランで用意してくれる送迎車を利用するのが一般的だ。
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日本人の味覚にとても馴染みやすい
スパイシーで野菜中心のバリの食文化

 バリ島では、中華料理の影響を受けたインドネシア料理、スパイシーなバリ料理、そしてスマトラ島のパダン料理などが楽しめる。
 日本でもお馴染みのナシ・ゴレンやミー・ゴレンなど、米や麺を主食とする食文化の近さもあってか、どれも食べやすい。

 野菜を中心としたヘルシーでスパイシーな料理は、女性受けしそう。
 特に記者が気に入ったのが、ナシ・チャンプルという混ぜご飯の一種。皿の中央に椀型に盛り付けられたサフランライスの周囲に、野菜や魚、肉などのおかずが盛り付けられたもので、これを一気にかき混ぜて食するというもの。
 丼モノに親しむ日本人には馴染みやすいものであるのはもちろん、街のレストランでは大体300円で食べれるというリーズナブルな価格も魅力的だ。

 ホテルの朝食ビュッフェでは、山積のフルーツを配膳係に渡せば、その場で剥いてくれる。果物の王様であるドリアンも現地ではとても安いのだが、ご存知のようにあまりにも匂いがきつく、スーパーで購入しても持込が禁止されているホテルも多いのでご注意のほどを。
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