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60's−80's「大人のROCK」入門ガイド 

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近頃のCMソングやドラマの挿入歌は
まさに「ROCK」のスタンダードの宝庫!

 最近、CMやドラマを何の気なしに眺めていると、時折「懐かしい洋楽」が耳に入ってくることがある。

 我々のように30代から40代の人たちにとっては、とても懐かしく感じる曲も、近頃の10代・20代の若者には新鮮に聞こえるのか、携帯電話や携帯音楽プレイヤーといった、比較的高感度な商品のCMに起用されることが多いようだ。

 例えば、I-podのCMにはローリング・ストーンズやボブ・ディランの往年の名曲が使用されていたし、SONY製品ではビリージョエル、携帯電話のCMで流れていたエアロ・スミス、ELO、ヴァン・ヘイレンのヒット曲が鮮烈な印象を残している。

 これらの曲は60年代から70年代、さらには80年代にかけてヒットした「ROCK」と呼ばれるジャンルに属するもので、どれもキャッチーなフレーズやリフレインを持つ、時を越えた今でも変わらぬ「エバーグリーン」な魅力を放つ名曲ばかりだ。

 CMばかりではない。音楽業界の最近のトレンドとして特徴的なのが、過去の名曲のリメイクや往年の名曲ばかりを集めたオムニバス・アルバムがもてはやされているということ。
 こぞって原点回帰を試みる傾向は、我々「大人の世代」の人間にとっては歓迎すべき現象といえるのではないだろうか。

 そんなわけで、今回は「大人のためのROCK」の歴史を紐解きながら、入門編的な名盤&名曲を温故知新。懐かしく感じる人も「知らなかった人」も、是非新たな魅力を見つけてほしい。
大人のためのROCK
ビートルズ

"僕たちはいつだって自由"
全ては「ビートルズ」から始まった!!

 ROCKの歴史を語る上で、外すことができないアーティストといえば「ビートルズ」であろう。

 世界的に、あまりにも有名なこのバンドは、1964年にイギリスのリバプールの片田舎から登場したジョン・レノン(ギター、ボーカル)、ポールマッカートニー(ベース、ボーカル)、ジョージ・ハリスン(ギター、ボーカル)、リンゴ・スター(ドラム)の4人組。

 彼らの登場は、当時の音楽シーンに衝撃を与えたばかりか、その後に脈々と受け継がれていくこととなった、全ての「ROCKミュージック」の原点となるべくスタイルを確立したのだった。

 それまでのポップスは「作り手」と「歌い手」が別々に存在していたのだが、彼らは作詞、作曲、演奏、歌を全て自分たちでやってしまうという、今では当たり前となったスタイルで、単なる娯楽のひとつに過ぎなかったポピュラー音楽にアーティスティックな方向性を見出した世界で最初のグループとなったのである。

 それからの彼らの活躍は今さら言うまでもない。「抱きしめたい」「ヘルプ」「イエスタデイ」「ノルウェーの森」「レットイットビー」など数え切れないほどの名曲と「リボルバー」「サージェント・ペパーズ」「ホワイトアルバム」などの名盤、そして何よりも「誰もが自由に自分たちの歌いたいことを歌う」という精神のもとで、実に多くのフォロワーを世に生み出してきたのだ。

 ジョンとポールが生み出した名曲が、時代を超えた今でも人々の胸を打つのは、そのクオリティーの高さ故だけではなく、そんな「自由の精神」が私たち人間の持つ本能的な部分に触れるからではないだろうか。

 そんな偉業を成し遂げた、あるいはそれ同等の影響力を世界に与えたアーティストは、結局彼らが1970年に解散した以降もひとつとして出現することはなかったのだ。

老いてなお盛んなROCK魂!
60歳過ぎても現役の「ニール・ヤング」

 60歳を過ぎた今でも、現役で激しく「ROCK」する驚異のアーティストがいる。その名もニール・ヤング

 1967年「バッファロー・スプリングフィールド」というバンドのボーカルとしてデビュー。その後、「クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング」という70年代のアメリカ・ウェストコーストを代表する伝説的なグループを経てソロ活動を開始。

 もちろん、これらのバンド時代にも数々の名盤・名曲を残しているが、前述のCSN&Y時代に発表した「DEJA VU」はロック史上に燦然と輝く名盤中の名盤としてかなり有名。
 カントリーやフォークのテイストを色濃く残しつつ、洗練された驚異的なコーラスワークと知的なアレンジで独自の世界を作り上げることに成功した。

 そして、CSN&Yの活動中に発表したソロ作品「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」と、解散後に発表した「ハーベスト」で、彼は一躍時代の寵児に祀り上げられた。

 素朴で荒削りな手作り感覚の音作りと、限りなく透明な歌声。そして、アグレッシブに展開するギターワークで、多くのROCKファンの心を鷲掴みにした二ール。

 特に「ハーベスト」に収められた「孤独の旅路」は時を越えた名曲中の名曲だ。その後も、彼は留まることを知らぬ勢いで走り続ける。

 1995年には「ロックの殿堂」入りを果たし、若い世代のアーティストからも信望を集めている。

 非業の死を遂げた1980年代に活躍したカリスマ・バンド「ニルヴァーナ」のヴォーカリストであるカート・コバーンとの交遊はあまりにも有名。彼の死を悼んだ曲を「スリープス・ウィズ・エンジェルズ」というアルバムに収めている。
ニール・ヤング
エルビス・コステロ

奇想天外かつ変幻自在かつ百花繚乱
天才「エルビス・コステロ」のマジック

 1976年にイギリスはロンドンで吹き荒れたパンクロックのムーブメント。
 その過激なファッションに、直接的なメッセージを携えたストレートな曲調、感情の赴くままにシャウトするボーカルスタイルで、世界中の多くの若者の心をガッチリと掴んでいった。

 大手レコード会社やイギリス女王を曲の中でコキおろした「セックス・ピストルズ」や「クラッシュ」、「ザ・ジャム」といったイギリスのパンクバンドが「若者の怒り」を代弁して圧倒的を人気を博していた1977年に「マイ・エイム・イズ・トゥルー」というアルバムを引っさげ、ソロアーティストとしてデビューを果たしたのがエルビス・コステロだ。

 当初の音楽スタイルこそ荒削りでストレートなビートロックそのもので、パンクやニューウェーブから派生したものと捉えられていたのだが、彼のその音楽性は想像以上に広かった。

 それから次々と発表していくアルバムは、まさに奇想天外、変幻自在、百花繚乱といった趣で、時にはロックンロール、ロカビリー、カントリー、レゲエ、ジャズ、メンフィス・ソウルなどの要素をふんだん取り入れた、まさに「コステロワールド」としか言いようのない世界を展開。

 驚異的なアレンジと、特徴的なボーカルスタイルは多くのアーティストに影響を与えていくことになった。

 1989年発表のアルバム「スパイク」の中の「ヴェロニカ」がヒット。
 その後もジュリア・ロバーツ主演映画「ノッティングヒルの恋人」の主題歌「She」や、キムタク主演のドラマ主題歌「Smile」のヒットも記憶に新しいところだ。

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この記事についてのコメント - 最新10件まで表示 -
ビリーズブートギャング -2007-07-09 16:31:54
ドラマでクイーンの曲が使われていたり、CMでヴァン・ヘイレンの曲が使われていたりと、「大人のROCK」を最近よく耳にします。やっぱ名曲は、時を経ても流れ続けるものなんですね〜
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