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抗生物質が効かない!?

抗生物質

心配なのは副作用

 抗生物質をとるのに心配なのが副作用である。

 特にこれから赤ちゃんを産もうとしている女性はかなり気にしているようだ。
 確かに、妊娠中期以降にニキビやクラミジアの治療で使われるテトラサイクリン系のものを服用すると、子どもの歯が黄色くなるということがある。

 しかし、カゼや膀胱炎などの殺菌に使われるペニシリンやセフェム系の薬は、海外でも大規模な調査が行われ、ほぼ安全性が確立している。妊娠していることに気づかずに市販のカゼ薬を飲んでしまい動揺する人もいるが、あまり気にやまなくてもいいそうだ。

 では、最も危険視されている薬害は何かといえば「耐性菌」である。
 これは、抗生物質に対抗するべく細菌が新たに作り出した菌で、代表的なものは「MRSA」だろうか。正式には「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」といわれ、院内感染などのニュースで取り上げられることが多くあった。

 MRSAは耐性菌の中でもかなり厄介なしろもので、抗生物質でしか直せない様々な病気に打ち勝つ力を持っているのだ。
 子ども達がよくかかる中耳炎や気管支炎の治療に薬を処方しても、まったく効かずいつまでも症状が悪いまま、病院を転々とする親子が後を絶たないという。
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抗生物質とのつきあい方

 さて、ここまで読んでくると抗生物質ってやっぱり怖いと思っている人も多いかもしれない。しかし、賢く使えば「感染症なんて恐れるに足らず!」と胸をはって言えるほど強力な味方だ。
 というわけで、これから上手に服用するポイントをいくつかご紹介したい。

 第一に処方されたら用法、用量を守り最後まで飲みきることだ。

 薬の効き方は1度飲んで6割やっつけ、残った4割が次に服用するまでに増殖し、そして再び飲むことで6割減りと3歩進んで2歩下がるといったペースで細菌を退治している。

 副作用が頭をよぎり、症状が軽くなると途中で飲まなくなってしまう人がいる。これは病気を拡大させ、耐性菌を作ってしまうことにも繋がるのだ。

 第二に耐性菌ができないように日ごろから抗生物質を控えること。また、以前使用していた薬が効かなくなったなと感じたら自分にMRSAなどの菌が繁殖しているかもしれないと疑い病院で検査し、結果に基づき適切な処置を行うこと。

 最後に薬手帳の活用だ。

 手帳は薬の飲み合わせを考慮するだけでなく、この薬はよく効いたが、その前の薬は全然だめだったということを伝える手段なのだ。
 医者と意思疎通をはかり、イザというときに効かないことの無いように大切に扱っていきたい。
薬手帳