日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!
京都デートスポット

休日散歩。異文化お参りツアーに行こう

海外は遠いんだよなあ……
それなら日本で異文化体験を

 この夏こそは海外旅行に行きたい!でも、仕事が忙しくてなかなかチャンスがないなあ……。そんな悩みをかかえる諸兄は多いのではなかろうか。

 お盆や年末年始にやっとの思いでチケットを手に入れても、価格は高くて座席はギュウギュウ、やっと着いた旅先でもバカンスの日本人だらけ。困ったことに、気軽に非日常の世界で気分転換というわけにはとてもいかないのである。

 ところが、ちょっと待ってほしい。日本の国内にいたって、異文化と触れあえる場所はけっして少なくない。今回の『勝ちスポ!』では、そんな不思議なスポットを特集することにしよう。

 まず最初に紹介するのは、東京・御茶ノ水にあるニコライ堂だ。ここはJRの中央線や地下鉄駅から徒歩1分。ユニークな形状をしたグリーンの屋根が目印である。ちなみにこの施設の正式名称は「東京復活大聖堂」というらしい。

 このニコライ堂は、日本ではめずらしいロシア系の東方正教会の聖堂。

 我々にとってキリスト教というと、どうしてもカトリックやプロテスタントを連想してしまいがちだが、東方正教会はこれらよりもはるか以前に分裂した一派である。
 遠くギリシャ・ローマ時代の遺風をつたえる壁画や聖像は、キリスト教徒ならずとも一見の価値があるだろう。月曜日と祭日をのぞく昼間であれば、内部の参観も可能だ。

 ニコライ堂は戦前から御茶ノ水にあるだけに、日本人の司祭や信者も多い。クリスマスをはじめとした年間行事もさかんなので、いちど訪ねてみてはいかがだろうか。
ニコライ堂
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東京ジャーミィ・トルコ文化センター

本格派トルコ風寺院登場!
その名は東京ジャーミィ

 いっぽう、代々木の近くに来たときに立ち寄ってみてほしいのが、日本ではめずらしい本格派イスラム寺院(モスク)、東京ジャーミィ・トルコ文化センターだ。

 こちらはトルコ共和国の協力をもとに2000年に開場した、イスラム教の礼拝堂にして文化の交流センター。 日本人にとってはどうしても縁遠いイメージのあるイスラム教だが、百聞は一見にしかず。いちどは目で見て確かめてみよう。

 美しい尖塔(ミナレット)と白壁をそなえたモスクは、エキゾチックな雰囲気で満点。
 精緻なミニアチュールとシャンデリアで彩られた礼拝堂の内部に入ると、あまりの美しさに息をのむことだろう。

 また、センター内部ではトルコの絵ハガキやポスター、礼拝用のじゅうたんなどを販売中。ロマンあふれる中東の雰囲気に、どっぷりと浸かれる場所だ。

 東京ジャーミィは、毎日10時から18時まで内部を公開している。
 参観者をひろく歓迎しているので、日本のお寺や神社と同じように気軽にたずねてみてほしい。アットホームなトルコ人スタッフたちが、キミを出迎えてくれるはずだ。

 イスラーム講座などの勉強会も開かれているので、興味があれば学びにいくのもいい。きっと、世界にたいする視野がひろがることだろう。
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気軽に見にいく微笑の国
ワット・パクナムへようこそ

 キリスト教、イスラームときたら、次は仏教の登場である。といっても、筆者が紹介するのはただのお寺ではない。

 日本で(たぶん)ほぼ唯一のタイ仏教寺院「ワット・パクナム日本別院」である。

 成田空港にほど近い、千葉県の郊外地域。最寄り駅からですら徒歩4キロという場所に、ワット・パクナムはある。
 なんの変哲もないニッポンの田園地帯に、突然ド派手なタイ風寺院がそびえたっている光景は非常に印象的。というより、ちょっとシュールだ。

 寺院内にはタイ仏教ならではの壁画が描かれ、金色にピカピカ光る仏様が安置されている。東南アジアの寺院ではおなじみの光景だが、日本で目にできる場所はワット・パクナム以外ではほとんどないだろう。

 ワット・パクナム日本別院は、お坊さんも全員がタイ人。また、都心からのアクセスがあまりよくないこともあって、わざわざこのお寺を訪れるのは、ほとんどが信心深い在日タイ人のみなさんだ。

 行ってみるのはちょっと大変だが、仏教国・タイの本国とほとんど変わらない敬虔な信仰の姿を見られるので、興味ある人はぜひ訪ねてみよう。
 すくなくとも、日本人にとってかなりの不思議ワールドであるのは間違いない。

 ちなみに、記事の写真はワット・パクナム日本別院からの提供。
 掲載許可の電話をかけた筆者に「写真? ドンドン使ッテイイヨ〜」と気軽にお返事くださった当寺のお坊さん、とってもナイスである。さすがは微笑みの国・タイだということか。


画像提供:ワット・パクナム日本別院
ワット・パクナム日本別院