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海外は遠いんだよなあ…… それなら日本で異文化体験を |
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この夏こそは海外旅行に行きたい!でも、仕事が忙しくてなかなかチャンスがないなあ……。そんな悩みをかかえる諸兄は多いのではなかろうか。
お盆や年末年始にやっとの思いでチケットを手に入れても、価格は高くて座席はギュウギュウ、やっと着いた旅先でもバカンスの日本人だらけ。困ったことに、気軽に非日常の世界で気分転換というわけにはとてもいかないのである。
ところが、ちょっと待ってほしい。日本の国内にいたって、異文化と触れあえる場所はけっして少なくない。今回の『勝ちスポ!』では、そんな不思議なスポットを特集することにしよう。
まず最初に紹介するのは、東京・御茶ノ水にあるニコライ堂だ。ここはJRの中央線や地下鉄駅から徒歩1分。ユニークな形状をしたグリーンの屋根が目印である。ちなみにこの施設の正式名称は「東京復活大聖堂」というらしい。
このニコライ堂は、日本ではめずらしいロシア系の東方正教会の聖堂。
我々にとってキリスト教というと、どうしてもカトリックやプロテスタントを連想してしまいがちだが、東方正教会はこれらよりもはるか以前に分裂した一派である。 遠くギリシャ・ローマ時代の遺風をつたえる壁画や聖像は、キリスト教徒ならずとも一見の価値があるだろう。月曜日と祭日をのぞく昼間であれば、内部の参観も可能だ。
ニコライ堂は戦前から御茶ノ水にあるだけに、日本人の司祭や信者も多い。クリスマスをはじめとした年間行事もさかんなので、いちど訪ねてみてはいかがだろうか。 |
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