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ギターキッズたち永遠のあこがれ フェンダー

音楽好きなら誰もが知る
名作中の名作楽器

 ここ最近、バンドを結成し、音楽を楽しむ40前後の世代の人達が増えている。

 その世代は、いわば80's(エイティース)と呼ばれる世代。
 最近のヒット曲といえば出ては消え出ては消え、ちょっと古くなるとあっという間に忘れられてしまうが、80年代までに生まれてきたヒット曲は、今でも「現役」として、色あせることなく多くの人達に親しまれている。

 青春時代にそんな音楽に囲まれていた世代の間にはバンドブームなどもあった。そして現在は社会を支える立場の年齢。経済的に余裕が出てきた人も多い。
 若い頃には手の届かなかった、プロミュージシャン達が使っている楽器。それが今なら手に入る。そんな事情もオヤジバンドブームを後押ししているはずだ。

 音楽もいろいろあるが、オヤジたちが若き日に夢中になったのは圧倒的にロックやポップス。
 それらの演奏に欠かせないのはなんといってもエレキギターだ。

 エレキギターの世界には双璧と呼んでもいい2つのブランドが存在する。そのブランドのひとつがフェンダー。

 楽器にあまり興味の無い人でもこの名を聞いた事のある人は多いだろう。世界のトップミュージシャン達も愛用しているフェンダーの魅力に迫ってみたい。
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ソリッドボディーのギターを生んだ
カリフォルニアの発明家

 20世紀初頭、ブルースやカントリーなど現在のロックやポップスの基礎を成すルーツミュージックのギタリストたちは、アコースティックギターで演奏していた。

 ドラムやベースなど他の楽器と一緒に演奏すると音のバランスがとりにくいため、ギタリスト達はアコースティックギターにマイクを付けてアンプから音を出し、アンプの音量調節をするようになったのがエレキギターのルーツのようだ。

 しかしこの方法は、ギターのボディー内部の音の反響などがマイクに作用してハウリングが起こりやすいという致命的な欠点を抱えていた。

 フェンダーの創始者であるレオ・フェンダーは、この問題を解消するギターとアンプの製作に着手。
 その結果、まずは世界初のトーンコントロールを搭載した楽器専用のアンプを発明した。そう、フェンダーは、最初はギターではなくアンプを生産したのである。

 ただレオは、この時点で優れたギターのビジョンを持っていたのだった。それはソリッドボディー、つまりアコースティックギターのように内部が空洞ではなく、詰まっているボディーのギターである。

 そして1951年、まずテレキャスターの前身であるブロードキャスターというソリッド・ボディ・ギターのプロトタイプを製作。
 その後テレキャスターが世界初の量産型ソリッド・ボディのエレキギターとして発表、認知される。

 これを追うように同年にプレシジョンベース、54年にはストラトキャスターが発表された。現在まで愛される名器たちの誕生である。
 
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テレキャスターとストラトキャスター
フェンダーの顔であるギターの特徴

 長きに渡り世界中のミュージシャン達に愛されるフェンダーの顔ともいえる2つのギター、そしてそれ以外にも人気の高い楽器たちをもう少し説明しよう。

 テレキャスターは1951年発表。根強い人気のロングセラーモデルである。フェンダーの特徴であるシングルピックアップ(マイク)の枯れた音が人気の秘密。

 ハイグレードのものになると、ロックミュージックにもってこいのソリッドな響きの中にも、とても繊細で細やかなバランスのいい音を奏でる。

 ストラトキャスターは1954年の発表以来、まさにギターの王道といっても過言ではないほど多くの人達に愛されている。3のピックアップはより変幻自在な音色を奏でる、オールラウンドに使えるギターである。

 そしてフェンダーのギターはそれだけではない。
 1958〜1980年製造のジャズマスターは、最近ではガレージロック、オルタナティブ・ロック系バンドがこぞって使うマニアックなギター。

 その兄弟機種のジャガーはネックがショートスケールなど若干使用が異なる。アメリカの伝説的なロックンローラーであるカート・コバーンが使用していた。

 そしてベースも広く愛用されている。プレシジョンベース、ジャズベースなどがある。
 驚きなのは、生産された当初から現在に至るまでどの楽器もほとんど変わることなく、それどころかオールドと呼ばれる古い楽器こそ価値ある存在となっていることだろう。


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