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「けん玉」ってこんなにスゴいの!?

様々な困難を乗り越え、けん玉の技を
身に着けたときの快感は格別なもの!

 最近の子供たちの遊びといえば、もっぱら携帯ゲームであります。
 もちろん、それがどうのこうのなんて今さらながら言うつもりは毛頭もありませんが、昔の遊びにはそれなりの風情と効用っていうものがありました…なんていうのが、私の持論。

 努力を重ねることで技術を習得していく遊びというものが、努力家であることや器用さや我慢強さなどといった、多くの日本人的美徳を生み出してきたのはいうまでもありません。

 努力を重ねて上手になった子供が一目置かれる存在になるということは、決して不公平でもなんでもなくごく自然なことだと思うのです。

 もちろん、携帯ゲームの世界においてもそのような側面があるかもしれませんが、今回こちらでご紹介する、日本が誇る玩具の王様「けん玉」ほど、習得するまでの努力・練習が必要となるものではありません。

 様々な困難を乗り越えた後に、数々のけん玉テクを身に着けたときの快楽たるやまったくもって他では得がたいものですし、成し遂げるために費やされた努力が評価されてしかるべく遊戯であると考えられるのです。

 そんな深くて意義のある「けん玉」の世界をちょっぴりのぞいてみることにいたしましょう。
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意外にも「けん玉」の発祥地は日本
世界に誇れる特有の文化的玩具なのだ!

 けん玉は、日本が発祥の玩具とされていますが、その原型は1770年代の後半に登場したフランスの「ビルボケ」という、ボールと剣だけのカタチを持った玩具といわれています。
 それがさらに、1870年ごろにヨーロッパで流行した「カップ・アンド・ボール」という、皿とボールからなるカタチのものへと受け継がれていきました。

 やがて、その手の玩具が中国を経て日本に伝来。
 当時はボールをお猪口のような受け口で掬い取るスタイルの、大人の席の遊び道具だったようです。
 そして、明治9年には「盃および玉」という名で、文部省発行の児童教育書に掲載され、子供の玩具と認識されるようになりました。

 そのように、古くはヨーロッパから持ち込まれた玩具なのですが、現在のように十字状の「剣」と穴のあいた「玉」を糸で繋ぎ、剣の先端が尖り、柄のほうが「中皿」と呼ばれる皿状に、なおかつ横棒の両端は大皿と小皿にという、お馴染みの「けん玉」スタイルが考案されたのは、我が日本においてのこと。

 広島県に住む江草濱次(えぐさはまじ)氏が考案し、その名も「日月ボール」として、大正7年の10月に実用新案登録をされたのです。
 すなわち、この「けん玉」はまさに日本特有の文化と言っても過言ではないのです。
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「けん玉」に存在する様々な効用
その奥深さ故に大人もハマってしまう!

 さて、そんな歴史ある「けん玉」ですが、時代を超えてもなお、なぜにこれほどまでに多くの人々に愛されているのかというと、それが単なる楽しい玩具という概念に留まっていないからです。

 冒頭でも述べたように、古き良き玩具には様々な効用があります。特に、このけん玉には非常に多く見られるのです。

 まず第一に、ゲームとしての楽しさがあげられます。練習を重ねて技を習得することで、自信もつきます。そして玉がけんに入ったときの快感がストレス解消に繋がります。

 また、技の練習を重ねることで、自分の精神が集中している状態になり、根気が養われます。
 さらに、お金がかからず、時間も場所を選ばず、老若男女を問わずに誰もがハンデなく遊べることで、広いコミュニケーションが生まれるのです。

 しかも、例え言葉が通じなくとも一緒に遊ぶことができるという、かなり優れものの玩具であるのです。

 したがって、これはもはや子どものためだけの玩具とはいい難く、むしろ大人のほうが熱中してしまうほどの奥の深さが感じられるものといえるのです。
日本けん玉協会