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“ネイルタトゥー”体験レポート 

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話題沸騰中“ネイルタトゥー”って何?

 「入れ墨=特別な“道”に属する人のシンボル」みたいなイメージって、少なくとも最近まではありましたよね?

 で、今でもそのイメージが完全に消えたわけではないことは、銭湯などで「入れ墨をした方はお断り」と書かれていることからもうかがえます。

 でも、今や“入れ墨”はファッションのひとつとして定着しつつあります。極ふつうの人で、入れ墨を施している人はいくらでも見かけます。

 筆者などは昨日も電車の隣にいた、ノースリーブTシャツの男性の、肩から二の腕にかけて彫られた大きな“トラ”の顔に遭遇しました。
 肩も太くて立派だったのですが、その立派さを巧みに活かした迫力あるトラの顔が実に見事で、「よく描かれているなぁ〜」と思わず見入ってしまったばかり。「おしゃれな男性だなぁ」と感心はしても、「肩でもぶつかってからまれては大変…」と警戒するようなことはありませんでした。
 後になって、ふと、「一生このままにするのか? それともそのうち飽きてしまうのか?」という疑問は湧きましたが…。

 正確には、その男性のそれは“タトゥー”と呼んだ方がベターなのかもしれませんね。
“入れ墨(刺青、文身など漢字表記はさまざま)”を表す英単語が“tattoo”というだけで、どちらも本質は同じ。
 でも、一般人のおしゃれとしてトレンドになった背景は、日本古来の“入れ墨”から直接ではなく、海外からの影響によってだったのですから。

 ところで先日、あるテレビ番組で佐藤江梨子さんが紹介したことで、一気に注目が集まっている“ネイルタトゥー”。別名“爪タトゥー”をご存知でしょうか?
 素直に「爪に入れ墨を施す」と理解はしても、「爪に?」、「どうやって?」 と、なかなか具体的なイメージが浮かんできません。

 そこで、探してみました“ネイルタトゥー”のできるスポットを。そして、体験してみました。もちろん、自身の爪で!

画像提供:スタジオ ピュア
スタジオ ピュア
スタジオ ピュア

稀少なスポット「スタジオ ピュア」

 いざ、ネイルタトゥーのできるスポットを探そうと、ネット検索をしてみたところ…いやぁ〜、苦戦しました。
 結果リストのほとんどがブログで、その内容の多くが「どこでできるの?」だったからです。「痒いところが余計に痒くなった」のでした。

 そんな中で、唯一辿り着いたのが、東京は板橋区にある「スタジオ ピュア」です。

 ここでちょっと触れておきたいのですが、取材のスタート時点では、他にスポットらしき収穫が得られなかったのです。
 ところが、一週間後の取材終了時に同様の検索で、結果は大きく違っていました。「なぜ?」
 そんな疑問も抱えて、いざ「スタジオ ピュア」を訪ねてみました。

 「スタジオ ピュア」は、大下さんと斉藤さんの、お二人の女性によって運営されています。
 美容・健康関連企業で働いていた大下さんが、6年前に自宅マンションの一室で開いた、アートメイクからボディタトゥーまで、広くおしゃれを提供するスタジオで、今も店舗は持たずにその一室が使われています。

 パートナーの斉藤さんは、5年ほど前にピュアのスクールに通っていた生徒さんの一人。「もともと興味があった」ところへ、「すごく器用でうまいと思った」大下さんにより抜擢されたのだとか。

 何はともあれ“タトゥー”初体験の筆者は、それなりに緊張していたのです。が、お二人のソフトでキメ細やかな対応といい、仲良し姉妹のような呼吸のよさといい、その「アットホーム」なムードがリラックスさせてくれました。

“ネイルタトゥー”は、
“タトゥー”であって“タトゥー”ではない

 「“タトゥー”と付いているので、ふつうのタトゥーをイメージして、一生残るのか? 痛くないのか? みなさん心配されます。
 でも、まったく痛みはありませんし、爪が伸びればタトゥーも段々と消えていって、最後は完全になくなります。なので、本当にはタトゥーではないんです」

 との大下さんの説明を聞いて、「爪が伸びてしまえば無くなる」点については納得がいったものの、「痛み」については不安を残したままの筆者に、大下さんが続けた。

「爪は何層もの角質からできていて、その極表面にだけ針で少しキズを付け、そこにインクを入れ込むんです。出血どころか、皮膚に触れることも一切ないので、本当に痛くないんですよ」

 とは言っても、“針”を使う以上はかなり構えてしまう。通常は「痛くない」でも、万が一の時には…と顔を曇らせてしまったのを見てとったのか、大下さんが言った。

「私たちはもともと、爪よりも難しい肌にタトゥーをしてきたので、技術的にも充分に自信を持っています。針やコットンなど、肌に接触しうるモノはすべて使い捨てにするなど、衛生管理もきっちりできているので、安心してください。
 実は、この前、佐藤江梨子さんがテレビで触れる前から、『爪にもできないかな』と構想を抱いていたんです。私は、タトゥーの中でも、特にワンポイント・タトゥーのおしゃれをもっと知って欲しいと思っていたので」

「そう。だからテレビを観て、『あっ!やっぱりやってみよう』ってすぐに実行したんですよ」と斉藤さん。

 実際、すぐに互いの中で実践トライアルを行い、知人友人にモニターになってもらい、「7月第一週には、ピュアの正式メニューに加えた」のだとか。
 施術の傍ら、ネットやブログによる広報も担当している斉藤さんは言う。

 「すっごい反響で、ビックリしています。なんでも、他にやってくれるお店がないとかで、おとといは静岡から、今日は横浜から3人でわざわざ来てくださったんですよ」

 なるほど。「スタジオ ピュア」は、やはり7月の時点では希少な存在だったのだ。

画像提供:スタジオ ピュア
スタジオ ピュア
スタジオ ピュア

デザイン決定から施術完了までは、一ネイルで30分前後

 では、“ネイルタトゥー”施術の流れを、筆者の体験に基づいてご説明しましよう。

1、 デザインと施術する指を決める

 ---このデザインを決めるのが最も重要なポイント。指は足でも手でもOKだが、爪の大きさや形と、デザインとの兼ね合いにより、不可能となる場合がある。
 よって、「スタジオ ピュア」では、完全予約制になっており、電話予約時に希望の詳細などを尋ね、おおざっぱな方向性を決めておく。その上で、希望のデザインを、イラストや画像などで持参することをオススメしている。
 また、「ピュア」では、爪の状態を見ながらのカウンセリングも行っている。料金は、一ネイルで3,150〜5,250円(デザインや色の数に応じて)。

2、 デザインの実物大を紙に写す

3、 デザインの紙を元に爪に下絵を描く

 ---水性ペンで爪に直接書き込むと、出来上がりのイメージが浮かぶ。ここで納得した場合にのみ、次のステップへ。

4、先端に針を付けた道具を用いて、下絵をなぞるように爪の表面にキズを付ける

 ---ここが問題の緊張の一瞬。道具は電動で、スイッチを入れるとわずかにモーター音が聞こえてくる。そして、針が爪に触れた瞬間、確かに接触したことがわかる。

 が、痛みは全くない。その後、約15分間。下絵のラインを作るために、斉藤さんが針を緻密に操作し続ける。その間、時折「触れた」感触があるものの、痛みは最後までなし。

 「触れた」感触は、ふつうに爪を爪で叩いたような感じ。ただ、微細とはいえ道具本体のモーター音により、なんとなく歯医者のようなイメージが浮かび、平然を装いながらも「だいじょうぶかなぁ〜」と、この期に及んで思ってしまったのだが…。本当に微塵にも痛みはないのだった。

5、 ラインができたら、完成。または彩色したい場合は、色選び。

 ---筆者は、花ビラにグリーンを施してもらうため、その後さらに10分間施術。
 針先を交換し、グリーンのインクを入れながら花弁部分にキズを入れ込む。モーター音や感触にも慣れ、気軽にお話しているうちに、あっという間に完成!

画像提供:スタジオ ピュア
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