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なんとも不思議な楽器 テルミンの音色

Mandarin Electron

知らずにあなたも聞いている?
テルミンの実演はこんな曲

 では、テルミンの演奏はどんなCD等で聞くことができるのだろう?
 それが、意外と有名アーティストが曲の中でテルミンを使用している。

 世界的に見ても専門の演奏家は少ないが、テルミンを熱心に愛好している人は案外多い。シンセサイザーのパイオニアと言われているロバート・モーグもその1人。相当テルミンに熱を入れたというのは知る人ぞ知る事実である。

 ポピュラーミュージックでの演奏も多い。中でも最も有名な、世界にその名がの知られるきっかけとなったのは、レッド・ツェッペリンの代表曲の一つ「胸いっぱいの愛を」の間奏の部分に、ギターのジミー・ペイジがテルミンを使ったことではないだろうか。

 ライブでのパフォーマンスを見て、初めてテルミンを知ったという人はかなり多いと思われ、それに影響されてテルミンを導入したミュージシャンもたくさんいる。

 ビーチ・ボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」で聞こえるテルミンのような音は、ポール・タナーにより作られた「エレクトロテルミン」の音。

 まだまだ挙げればたくさんあるだろうが、昔から様々なミュージシャンに愛用されている。そのほかトッド・ラングレンやコーネリアスなどのミュージシャンにもよく使われている。

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鑑賞、演奏、自作…
テルミンを楽しむ方法いろいろ

 曲やアルバムの効果としてではなく、テルミンをメイン楽器としているテルミン奏者が日本にもいる。世界的なテルミン奏者である竹内正実氏、井伊英理などが有名である。

 竹内さんはマトリョミンという非常にロシアらしい、そしてユニークなテルミンの普及にも力を注いでいる。ロシアの有名な民芸品のマトリョーシカという人形の内部にテルミンを内蔵したものがマトリョミン。
 姿が愛らしいのはもちろん、竹内さんのテルミン奏者ならではのノウハウも詰め込まれているということで、純粋に楽器としてもスグレモノだ。

 ちなみに竹内さんは、学研「大人の科学マガジン」のテルミン特集(VOL.17/2007年9月末発売)にも関わられたそうで、こちらの付録には何ともかわいらしいミニサイズのテルミンがついてくる。


 最後に、テルミンの歴史と音色を楽しむことができる映画を紹介しよう。
 1993年、スティーヴン・マーティン監督によって撮影されたドキュメンタリー映画で、名前はずばり「テルミン」。
 テルミン博士も出演している。余談であるが、テルミン博士は相当なイケメン。若き日はさぞかしモテたはずだ。
 その生涯については、竹内さんの著作「テルミン―エーテル音楽と20世紀ロシアを生きた男」に詳しいので、合わせて読んでみると興味深いだろう。

 効果音や見慣れない演奏法がとかく注目されがちだが、実に深い独特の音色をかもし出すテルミン。ちょっとはまってしまいそうな楽器である。





 マトリョミンアンサンブル「マーブル」


画像提供&取材協力:Mandarin Electron
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