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日本人の線香花火

久しぶりの線香花火
花のように夜に火が咲く

 線香花火は久しぶりだ。
 どういうものなのかも忘れていた。火をつけると一瞬だけ激しく燃え、くるくると先端が丸くなる。溶岩のような真っ赤な玉がゆらゆらと震えながら育つ。

 十分に大きくなった玉から突然、噴き出すように火花が散る。
 四方八方に飛び散るあでやかな火花が不意に途切れ、ぼとりと玉が地面に落ちるとちりちりと代わりに火花を押し出すように小さな玉がゆっくりと燃え始める。
 火は小さくなりながら、まだまだ燃え、しかし長く細くなった火の先から火花が止まり、風が吹いたように赤い余韻がかき消える。

 毎日新聞の朝刊(8月4日刊)に線香花火の呼び名のことが書いてあった。

 線香花火の火花の飛び方は咲き方という。咲き方だから、その様子は花にちなんで表現する。
 火をつけ、先端に玉ができた様が“牡丹”、火花が激しく飛び散る“松葉”、火が落ち着いて火花が勢いを失った“柳”、ちりちりと小さな火花が咲く最後の“散り菊”。日本人らしい見立ての美学だ。

 大人になって改めて手にした線香花火は、なるほど渋い。
 炎が爆発とともに生まれ、成長し、力を発揮し、余生を送る。玉の頃が学生時代、やがて社会で活躍しその道で精進し一生を終える、そういう人生のメタファーにもなる。

 意外と消えずに登っていく小さな火にがんばれと思うのは、もう中年になったからだろう。
 子どもに手渡すと、興味深けに火花を覗いていたが、火が収まるなりまだ燃える線香花火を振り回したのだった。
毎日新聞の朝刊 「8月4日刊」
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毎日新聞の朝刊 「8月4日刊」

中国産99.9%の世界
国産線香花火の高価格化

 今、日本で流通している線香花火はほとんどが中国産だそうだ。ほとんどというか、99.9%が中国産。日本で作られている線香花火はトキ並みの希少動物扱いである。

 価格の圧倒的な違いはどうしようもない。スーパーで中国産の線香花火を買った。パッケージに“夏にさかせる日本の粋”とあるのはご愛敬だろう。24本入って105円。1本いくらとかそういうものじゃない低価格だ。

 対して国産はどうか。
 銀座にある和装小物の『和の扉』では『線香花火 銀座、』というオリジナルの国産線香花火を販売している(他にスパイラルのオンラインストアでも取り扱いあり)。

 <原料には松煙を使用>し、<和紙を一本一本撚って作った>そうで、しゃれたパッケージだが、価格は35本入り3,500円。秋田杉の桐箱に入った100本入りは1万2,600円。

 日本最高級といわれるのが『ひかりなでしこ』。
群馬火工製造所が作っている線香花火で、手すきの和紙でこよりを作り、染めは天然草木染め。

 開発まで30年かかったという。近年は予約が殺到、数カ月前から予約しても買えないことがある。注文が多いため、現在、オンラインでの注文は受け付けていない。

 撫子の花のように火花が丸く開くから付けたこの名前、おもちゃ花火検査場でのチェックでは直径30センチだったそうだ。
 一般的な線香花火のサイズじゃない。価格は7本1,050円、桐箱に入った12本セット2,625円、同じく35本セット5,250円。

 オール手作業で素材も違うとはいえ、中国産1本4円、日本産最高級品1本150円。実に40倍近い開きがある。勝負にならない。
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made in japan

ブランド化に生き残り
国産線香花火を購入

 値段の違いがあるとはいえ、線香花火は線香花火、花火自身にそれほどの違いはないだろう。
 年に1回やるかやらないかの線香花火、40倍の違いは素人にはわからない。だから価格に見合うように桐箱に入れたり和紙を使ったり、花火としての本質以外に付加価値をつけ、物語性を高める。線香花火のブランド化だ。

 国産線香花火を買ってみることにした。ひかりなでしこ以外にも国産線香花火はたくさん売られていて、どれがいいのかよくわからない。
 とりあえず買ったのは『牡丹桜』『不知火牡丹』『巧』の3種類。

 『牡丹桜』(25本入り・1,050円)は愛知県三河地方の三州火工が作っている。
 手でこよりを撚って作るので、工場製品に比べると数が限られる(線香花火の職人さんは撚り手というそうである)。箱を開けるときちんと和紙に包まれ、ご丁寧に「国産花火」とシールが貼ってあった。

 『不知火牡丹』(15本入り・525円)は日本で一番古い花火メーカー、筒井時正商店の製品。かつての線香花火の作り方を再生したそうだ。
 『巧』(12本入り・840円)は淡い色の包装紙の中に和紙で包まれたお菓子のような線香花火が収められている。こちらも筒井時正商店の製品である。

 いずれも、とよかわどっとこむで購入した。
とよかわどっとこむ