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MOOG(モーグ)の音色に酔いしれる

ポリモーグ

その他、いろいろなモーグ

 1975年に発表された「ポリモーグ」は、世界で始めて和音を奏でることが可能になったシンセサイザーです。日本のミュージシャン、YMOも使用していました。

 その後、タンスほどの大きさの「モジュラーモーグ」と呼ばれる、シンセサイズ機能を注文に応じて組み込んでいくオーダーメイド製品も発売されました。これにより使用者が自分の希望に応じてシンセサイザーを注文できるだけでなく、個別のモジュールや機能の性能向上にも役立ちました。

 そして1984年に発売された「メモリーモーグ」は、音色を記憶できる6和音(ポリフォニック)シンセサイザーです。基本的にはミニモーグを6台内臓した造りになっており、それによって6和音で演奏することができます。

 さらに演奏モードを、単音(モノフォニック)に切り替えることもでき、内臓された6台のミニモーグが一斉に鳴らすサウンドには迫力があります。
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ロバート・モーグの人生に思いを馳せる

 2004年、シンセサイザーを発明したロバート・モーグの人生を描いたドキュメンタリー映画が発表されました。その映画の名前も、そのまま「MOOG」。数々のミュージシャンとモーグ博士が対話をしているシーンが収録されています。

 世界で始めての電子楽器を作った博士の生活は、自分の畑で野菜を育て、ニワトリを放し飼いにするような自然主義的な生き方。モーグ・シンセサイザーは、そんな変わり者の博士だったからこそ生み出すことができたのかもしれません。

 モーグ博士は機械と対話することを好んでいました。

 壊れかけていた自分のラップトップPCに対して、「あと少しだけ倒れないで欲しい。この作業が終わってからなら、ゆっくり休んでくれ」と対話をして、実際にその作業が終わった瞬間にPCは絶命したというエピソードがあります。

 このように電子回路の働きそのものを、自分自身の体の一部のように感じていたというモーグ博士。彼にとっては機械=冷たいというイメージは全く無かったのでしょう。


映画「MOOG」