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驚異の汽鍋! 高級中華の味を家で再現 |
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フレンチで一番難しいのはソースとコンソメ。 これは中華でも同じ。澄んだスープを作るのはとても難しい。しかし出来上がった汽鍋のスープはあく一つなく、琥珀色に澄み渡っていた。
鍋のスープはかなり頻繁にあく取りをして、それでも少し汚れたスープになったが、汽鍋はただ放っておいただけなのに見事に澄んでいる。
飲み比べてみた。鍋のスープは普通においしい。家庭の味、雑味のないチキンスープの味だ。まったく問題ない。鶏肉はほどよくほぐれ、火の通ったネギはとろとろに甘い。次に汽鍋のスープ。
ひとさじ口に入れて、思わずうなった。
(こう来たか)
思っていなかった。 この味、まさに中華の高級スープ。隣りでひと口飲んだ嫁が、 「宮廷で出されるような味なんじゃない?自分用に作るんじゃなくて、作ってあげる味よね」 まさにそういうことだ。
鍋のスープは西洋的というかインスタントのコンソメ的な、奥のない味である。マクドナルド的といってもいい。飲みやすくおいしいが、それだけだ。
汽鍋のスープは日本のお澄ましのように味が層をなしていて、甘味やうま味だけじゃなく、苦みやわずかな酸味までをも万遍無く刺激する。 フレンチのコンソメにも通じる、滋味が深い、体に沁み渡るような味。
ひと口すすってホーッと息を吐いた。この味、本格的な料理店で出されるものだと端から決めていたから、まさかあのスープが家庭で作れるなんて思ってもいなかった。 すごい、すごいぞ、汽鍋。
鶏肉の柔らかさは鍋のものとはケタ違い、表面はパンパンに張っているのに箸を入れるとドミノ倒しのように肉が離れる。 ネギはお菓子のように甘い。まったく普段の料理とは次元が違う。 |
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