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自宅を映画館に!ホームシアターの世界

自宅で味わう心地よい非日常
珠玉の名作にどっぷり浸ろう

 近頃はDVDソフトもかなりの低価格となり、旧作であれば映画館の入場料と同程度の額で購入が可能となった。お気に入りの映画は「所有する」というのがすっかり当たり前のスタイルとなり、最近はDVDでディレクターズ・カット版(無短縮版)を出す事を前提として作品を撮る監督も増えているという。

 誰にも邪魔されず好きな映画の世界にどっぷり浸るのは、手軽ながらも贅沢で豊かな時間の過ごし方だろう。だがそれも、普通のテレビで小ぢんまりと観ていたのでは少しばかり興醒めだ。どうせなら、劇場に足を運んだ時のような心地よい非日常感を自宅でも味わいたい。珠玉の名作を120%楽しむためにも、高精細な大画面と、迫力の音響システムを備えたホームシアターを構築しよう。

 ホームシアターの構築に必要なものには、映像を映すためのプロジェクターとスクリーン(または大型ディスプレイ)、サラウンド(立体音響)を楽しむためのスピーカーセットやAVアンプ、そしてDVDプレイヤーなどがある。

 これらの機器については以下でじっくり解説するとして、最初にこだわっておきたいのが部屋と家具だ。ホームシアターを構築する際は、可能であればリビングルームなどを兼用するのではなく、それ専用の部屋を用意した方が映像・音響共に最良の状態で楽しめる(ドアを閉じて密閉できる部屋であれば、和室タイプでも可)。また、長時間座る事になるので、椅子は妥協せずに座り心地の良いものをじっくりと選ぼう。
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ビクター「DLA-HD2K」

本物志向の人にお勧め
プロジェクター&スクリーン

 まずはホームシアターの主役、画面から見て行こう。
 「映画館の雰囲気」を再現する事にこだわりたいなら、プロジェクターを使用するのが一番のお勧めだ。スクリーンに投影される映像は、独特の柔らかい感触を持ち、映画館f
に近い味わいを楽しむ事が出来る。また、ある程度以上の広さを持った部屋であれば、大型のスクリーンを使用して大迫力の映像を楽しむ事も可能だ。

 ハイエンドなプロジェクターには、従来製品の倍近い解像度を持った、ビクター「DLA-HD2K」(オープンプライス 実売価格:2,500,000前後)などの製品がある。DLA-HD2Kは1920×1080ドットというフルハイビジョン対応の高精細さを持ち、これからの高画質メディアやハイビジョン放送にも余裕で対応できるスペックを持つ。映画のCG処理作業などもこれと同じ程度の解像度で行われるので、まさに作品を「余す所無く」映写できる実力と言えるだろう。

 最近はプレゼンテーションなどでも当たり前に使用され、広く普及しているプロジェクターだが、昨今の画質の向上ぶりには目覚しいものがあり、かつての「ねむい画像」とは一線を画したものになっている。特に「本物志向」の人は、プロジェクターを選ぶ率が高いようだ。
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手軽に楽しみたい人向け
大型ディスプレイ

 数々の魅力に溢れたプロジェクターだが、いくつか難点もある。まず、スクリーンに投影するという形態上、ある程度の広さを持った部屋が必要になると同時に、設置の仕方にも制限が生まれる。天井に取り付ける場合などは多少の工事も必要だ。さらに、テレビ放送を観るには別途チューナーを取り付ける必要があるし、ランプ交換などメンテナンスの手間も馬鹿にならない。

 もう少し手軽に楽しみたいという方には、プラズマ型、リアプロジェクション型などの大型ディスプレイがお勧めだ。従来のテレビと全く同じ感覚で使用でき、最近は大画面・高画質の製品が多数発売されている。

 ハイエンドなプラズマ型ディスプレイには、パイオニア「PDP-615PRO」(定価:1,869,000円)などの製品がある。61型の大画面を持ち、最新の技術によってさらなる高画質化も図られている。

 リアプロジェクション型とは、プロジェクターと同じ投影方式をスクリーンの裏側から行うタイプのもので、プラズマ型ディスプレイに比べかなり低いコストで大画面・高画質を実現できる事から注目を集めている。ビクター「HD-61MD60」(定価:787,500円)などの製品が発売されている。
パイオニア「PDP-615PRO」