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今が旬の女子フィギュアスケートに注目

気になるエンタテイメント化

年末は、フィギュアスケートの話題で大盛り上がりだった。女子フィギュアスケートの華麗なパフォーマンスとコスチュームは、実に目の保養になる。メディアのあおりを受けたこともあり、トリノ五輪最終選考会を兼ねた全日本選手権の最終日(12月25日)のテレビ平均視聴率では、関東地区で33.7%という驚くべき数字を記録した。

もはやフィギュアスケートは完全にエンタテイメント化しているフシがある。村主章枝と荒川静香の2人が代表に選ばれたことは納得できても、調子のよかった中野友加里の代わりに、6位の安藤美姫が選ばれたことに、首をかしげた人は少なくなかったはずだ。日本スケート連盟の特別強化選手である上、アイドル並みに大手企業のスポンサーがついている安藤が選ばれることは、はじめから決まっていたという説が有力だ。

トリノ五輪出場は見送られたが、新女王の座を手にした15歳の浅田真央も、選手として出場できないのなら、ゲスト解説で出演させてしまおうなんていう話も挙がっているほどだ。3月31日には、ナゴヤドームで開催される中日―広島戦で、姉妹そろって始球式を行うらしい。
フィギュアスケート・荒川静香・村主章枝・安藤美姫
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プロスケーターへの狭き道

現在、日本全国で試合に出ている現役選手は、2000人程度だといわれている。華やかな世界に映るが、彼女たちのようなプロになるには相当の努力と、先立つお金が必要だ。

まず有名なコーチを雇うのに、大体1時間8000円〜1万円。リンクの貸し切り料として、1時間2〜3万円もかかる。1足10万円以上はするというスケート靴も年間に数回買い換える必要がある。さらに、大会出場となると、衣装代、振り付け代、遠征費が必要となってくる。年間で総額200〜600万円もかかるというから驚きだ。プロになれば、企業をスポンサーにつけたり、大会の賞金やアイスショーでお金を稼ぐなどして収入を確保できるが、そう簡単な手段ではない。

そのくせフィギュアスケートは寿命が短い。10代である程度の成績を残していなければ、まず見込みはないといってもいい。体が身軽な時期に高度なジャンプを習得している必要があるためだ。小学生になってから始めても遅くはないという話もあるが、実際のところ、5歳までに始めたというプロ選手は多い。
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記録に挑む25歳の挑戦

アイドル的要素が女子スポーツに不可欠であることは、なにも日本に限ったことではない。米国でも、やはり容姿端麗な選手が注目を浴びる。テニスのマリア・シャラポア、ゴルフのミシェル・ウィー。そして、フィギュアスケートには、ミシェル・クワンがいる。

クワンは、これまで全米選手権を9連覇、世界選手権を5回も制覇し、1998年の長野五輪で銀、2002年のソルトレイク五輪で銅を獲得している。実力はもちろん、チャーミングなルックスが人気で、2000年5月には、雑誌「PEOPLE」では“50人の最も美しい女性”の1人に選ばれているほどで、アイスショーで活躍するだけでなく、テレビ番組や映画「Ice Princess」にも出演している。彼女をモデルにした、フィギュアスケートのゲームまである。いまや年収は5億円ともいわれるほど。

もし、今回のトリノ五輪にめでたく出場し、メダルを獲得できれば、個人競技で3つのメダルを持つ、米国で唯一のスケーターとなる。10代の選手を相手に、25歳のクワンがどれだけ底力を発揮できるのかが見どころになる。
ミシェル・クワン