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社交ダンス〜新たなる魅力への誘い

まずは、社交ダンスについて少しだけお勉強!

みなさんは社交ダンスと聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか?公民館で中高年が踊る姿?ナイトクラブなどで、体を密着させ踊っている姿…などがよいところであろう?
そもそも日本では「社交ダンス」「ソシアルダンス」と呼ばれるが、正式名称は、「ボールルームダンス」である。ボールルーム(舞踏室、ダンス場)で踊られるダンスという意味だ。西洋における歴史は中世まで、日本では鹿鳴館まで遡る。

ヨーロッパではイギリス、ドイツ、イタリア、北欧諸国、を中心に発展し、近年は旧ソヴィエト連邦領でも盛んになり、学校教育にも取り入れられるほどになってきているようである。特にスポーツとしての認知度も高く、各国で開催されるオープン選手権やヨーロッパ選手権などには大企業がスポンサーとして名を連ね、ユーロスポーツなどでテレビ放映されている。

種目は、「スタンダード部門」としてワルツ・タンゴ・スローフォックストロット・クイックステップ・ヴィニーズ(ウィンナ)ワルツの5種目、「ラテンアメリカン部門」としてチャチャチャ・サンバ・ルンバ・パソドブレ・ジャイブの5種目があり、これら10種目は競技会で踊られるダンスである。また、競技会とは別に、パーティで踊るダンスとして、ブルース、スクエア・ルンバ、マンボ、ジルバなどがある。最近ではTV・映画等の影響で今までとは違った印象を持った方も少なくない。しかし、勝スポ読者にとっては、まだまだ得たいの知れない未知なるものであることには、違いないだろう。
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競技会

競技の世界〜それは、まさにスポーツだ!

公民館やナイトクラブ等で踊られるのも、確かに社交ダンスに違いないが、ここでは、社交ダンスの中でも競技会にスポットを当ててみよう。競技会では、前述の10種類のダンスを種目とし、スタンダードとラテンアメリカンに分かれて競い合う。もちろん、プロ・アマに分かれるが、競技会については、プロ・アマどちらとも年齢制限がない。特にプロの競技会では、アマのように年齢による区分がなく、高校生のペアが60代のペアと戦うということも有り得るのだ。

TVでご覧になった方も多いのではないかと思うが、芸能人が出場していたのが、競技会というものだ。ただし、当然出ていた競技会はアマだし、出場していたのは1級で、実際にはその上にA-D級がある。本場イギリスのブラックプールでの競技会も、ちょっと場違いだったかもしれない。もちろん短期間でダンスを習得した点においては、感心するばかりではあるのだが。

では実際のプロの競技会とは、どういうものなのだろうか?そう、それはまさにスポーツ!優雅に華麗に踊っているように見えても、選手の顔を間近で見ると、顔は笑っていても、よく見ると化粧を洗い流すように、汗が噴出て流れ出ているのだ。踊るのは3分程度だが、かなりのハードさがうかがえる。しかも、踊るのは一曲だけではない。休憩をはさむといっても、決勝まで残れば20曲以上踊るなんてのはざらなのだ。
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社交ダンス界の「勝ち組」

さて、そんなハードな競技会の世界で長年活躍し、しかもトップであり続ける、それは相当な実力、精神力そして、厳しい鍛錬が必要になる。ここでは、そんな厳しいプロの世界で長年活躍してきたペアをご紹介しよう。ラテンアメリカン部門において全日本セグエ選手権大会7連覇という快挙を成し遂げ、また世界では世界選手権2001 セミファイナル(第9位)と、国内外で活躍したのち、競技生活には終止符を打ったが、今も指導、国内外の審査員としても活躍する、北條明・須田雅美組だ。この成績を聞いただけで、ダンスの世界を知らない人でも、おっ!すごい人達なんだな!と頷いてしまうはずだ。もちろん、成績については、主なものを載せただけなので、悪しからず。

前述のように年齢制限がない競技会の世界。では、何故引退したのだろう?という素朴な疑問を投げかけてみた。返ってきた言葉は意外に感じられた。「余力を残して辞めたかった。」完全燃焼という言葉が出てくるものだとばかり思っていたが…「まだまだ続ける自信はあるが、競技会だけでは、“このダンス”は広まっていかない。」引退選手に同じ質問を投げかけると、多分、大抵の選手は、“自分達はもうダンスにおいて完全燃焼してしまった。だから引退する。”こんな回答が返ってくるだろう。しかし、この2人は、完全燃焼ではなく、余力を残し、その余力を今後のダンス普及活動に費やしたいと考えているのだ。自分達のためだけのダンスは終わった!そして今後はより多くの人に社交ダンスの世界を知ってもらいたい!この境地は、道を極めた者だからこそ思える境地なのだろう。そして、この二人は、動き出した…新たな舞台を求めて…
北條・須田組