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イタリア モテる男の条件は手料理!

意外や意外、料理嫌いの
女性がけっこういる

 イタリアといえば「スローフード」やら「マンマの味」などなど、家庭料理を大切にするというイメージがある。それに、イタリア料理と言ってまず思いつく物はパスタやリゾットといった家庭料理。イタリア人は食に対するこだわりがあり、みんなさぞかしお料理が上手なんだろう、と思ってしまうが、周りを見回しても、「料理が出来ない」「料理が嫌い」という人が意外にいる。男性ばかりではく女性にも多いのだ。

 原因は?というと、

1.農業国でもあるイタリア、まずは生野菜などの素材の質が高い。そして、チーズハムなど調理しなくてもおいしいものがたくさんある。だから、サラダと生ハム、パンだけでも、立派に「食事」が出来てしまう。

2.文化的に「結婚するまで家族と同居」が当り前。しかも就職難と都市部の家賃高騰も手伝っていつまでもだらだらと自宅にいついている人が多い。そのため何時までもマンマに頼りきりになる。そりゃあ、マンマの手料理はおいしいもんね。

3.学校で家庭科の授業がない。

といったところだろうか。

 それに女性だって今のご時世、「しっかり勉強して大学くらいは出ていなきゃ」という考えの家庭が多く、別に「女の子だから料理をしろ」という教育をする母親も少なくなっている。そこで、就職などのやむを得ない理由で一人暮らしを始めた時に「危機」が訪れるのだ。
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 日本人の我々からすると「食にこだわりのあるイタリア人はインスタント食品や冷凍食品など食べないのでは?」と思ってしまうが、スーパーマーケットに行くと冷凍食品の棚にはピザやパスタのソースなんてものだけではなく、オーブントースターや電子レンジでチンすればすぐに食べられる冷凍パスタ、冷凍リゾット、冷凍スープ、冷凍ステーキなど、多種多用の冷凍食品が並んでいる。「パスタくらい茹でればいいのに」と思ってしまうが、包丁や鍋に触れたこともないような人間にはそれすら苦痛なようである。その他、水と一緒に鍋に入れれば出来てしまうインスタントパスタやリゾットも豊富にそろっている。記者の女友達も冷凍食品やテイクアウトのピザで生き延びていて「料理が出来る彼が欲しい」などとのたまっている。そう、イタリアで今モテる男のキーワードの一つは「料理が得意な男」なのだ。

 そこで、現地では男性がお料理教室に参加するのが密かなブーム。もちろん、モテたいという下心もあるが、物価の高い都市部で毎日外食してたら身がもたない。それにやっぱり女性を自宅に誘う最高の手口は「僕が作るから家に食事に来ない?」、に尽きる。料理の出来る女でもこの言葉には弱いものだ。マッチョイタリア男もついに厨房に入るようになったのだ。動機は不純だが。
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テイクアウト

 それでも「パスタを茹でて、瓶詰めのソースと和えるくらいしか作れない」という男性は、どうするのか?最高の助っ人はなんと言っても「出来合いのもの」。最近はスーパーマーケットでも出来合いのラザーニャやローストチキンなどを売ってはいるが、やっぱり彼女を招待した時くらいは凝った料理を振舞いたい。

 そんな時にイタリア男が駆け込む場所はデリカテッセン。一人暮らしをする人が多いミラノにはレストラン顔負けの一品を購入できる高級デリも数多い。その中の最高峰はなんと行ってもドゥオーモ(大聖堂)から程近い「Peck」だろう。ここでは前菜から始まって、パスタ料理、メインディッシュ、デザートに至るまで様々なメニューが豊富に揃っている。キャビアやトリュフなど高級食材も販売されているので、せっかくだから彼女に食べさせてあげたい。いくら料理が苦手でも瓶詰めキャビアの蓋を開けてクラッカーの上に乗せるくらいは出来るでしょ。

 「僕が作ったんだよ」と言って素敵にセッティングされたテーブルに並ぶ数々のお料理。女性が感激すること間違いなし。後でバレるのでは?と不安な方々。ご心配なく。料理教室だけでなく、お料理本で毎日少しずつトレーニングを積めばいいのだ。男たるもの、日々の努力を怠ってはならない。「欲しい物はまず手に入れて、後はそれから考える」これがイタリア男流なのだ。この手口、日本でも十分「使える」のでは?
Peck