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コートドール実食レポート

ミシュラン三ツ星レストランの味を

 日本におけるフランス料理、最高峰のひとつといわれるレストラン、三田・コートドール。言わずと知れた大御所、斎須シェフが営むお店です。斎須シェフは、現在パリにある、ミシュラン三ツ星店、ランブロワジーを、ベルナール・パコー氏とともに始めたシェフであり、二ツ星を最速スピードの2年で獲得したというのは、フレンチが好きな人にとって、有名な逸話となっています。

 この、ランブロワジーというお店は、邸宅郡の一角にあり、三ツ星シェフという華やかな称号とは裏腹に、こじんまりとした佇まい。料理も素材を生かしたシンプルなもので、一般的に言う、バターたっぷりの濃厚なフレンチとは一線を画しています。

 そんなランブロワジーの心意気をそのまま受け継いだようなお店が、コートドールです。今回は、コストパフォーマンスが高いと評判のランチを実食レポートします!
三田・コートドール
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赤ピーマンのムース

名物赤ピーマンのムースから始まる

 コートドールの一番の魅力は、斎須シェフが必ず厨房にいることでしょう。ディナーはもちろんのこと、ランチタイムでも直接陣頭指揮を執られているというのは、食べる側にとって嬉しいポイントです。有名店だからと言って、マスコミに顔を出す機会ばかりが増えて、営業時間中にはシェフが店にいない、なんてことも、この店ではまずありません。ここに来ればいつでもシェフ自身の料理を口にすることができるのです。

 お昼のコースは名物、赤ピーマンのムース、トマトソース添えから始まります。赤ピーマンそのものの味と滑らかな舌触り、そこにクリーミーさが加わったような味で、フレッシュでさっぱりとしたトマトソースとよく合います。これが食べたくて来店するという人もいるほど、完成された味です。

 このアミューズは、ランブロワジーで生まれた、思い出の品。心を込めて作られているのが伝わってきます。
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前菜、メイン、デザートも個性的

 続いて前菜、この日は高知産粒牡蠣と下仁田葱のスープでした。これでもかというほどに入れられた牡蠣は、ミディアムレアの絶妙な火加減。牡蠣の旨みと葱の甘りをたっぷりと含んだスープは、完璧と言ってもいいようなバランスを保っています。

 この時追加で注文して欲しいのが、ここの名物、季節野菜の煮込み(エチュベ)コリアンダー風味。盛り付けられた美しさには息を呑むことでしょう。野菜を酢と塩で煮て、鍋ごと煮汁の中で冷やす料理、と言えば簡単そうに聞こえるかもしれませんが、数日かけて仕込みがなされている、しっかりと手の掛かった一品、だからこそ、生に近い食感でこれだけの味が出せるのです。

 いよいよメインディッシュ。魚はエイヒレのキャベツ蒸し、かなり酸味が効いています。葱、キャベツと「よーく混ぜて下さい。混ぜれば混ぜるほど美味しくなります」という言葉通り、しっかりと混ぜればキャベツの甘みと酸味が上手く融合し、過不足ない味となります。

 一方、肉はかなり野性的。子羊の臓物は、レバー、ハラミ、心臓がドーンとダイナミックに出されます。付け合わせはマッシュポテト。中でも心臓の食感はとても良く他ではなかなか味わえないもの、肉好きなら、一度食べて損はないでしょう。その後、お口直しのソルベ、デザートには橙のスフレ、紅茶といただき、小菓子で締めくくり。これだけ味わって4500円です。サービス料10%と税金5%を加えても、良心的な価格と言えませんか?
三田・コートドール・ランチ