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第133回天皇賞特集

歴史あるレース、天皇賞

 4月30日、日曜日、京都競馬場で、天皇賞(春)が行わる。芝3200mの長距離で争われるこのレースは、春の天皇賞、春の盾などと呼ばれ長年親しまれてきた、歴史あるレースだ。毎年そうそうたるメンバーが出走し、純粋なステイヤーが実力を発揮する舞台として知られている。しかしその一方で、人気薄の馬が突っ込んでくることも多く、我々を驚かせ、魅了する。昨年の天皇賞(秋)は106年振り、戦後初の、天皇、皇后による競馬観戦(天覧競馬)が実現し、レース後には、優勝した松永幹夫元騎手が、貴賓席の天皇、皇后に対して馬上から最敬礼。紳士的な姿に多くの人が感動した。昨年の春の天皇賞は、フルゲート18頭が揃い実力接近。天皇賞史上初の外国馬も参戦し大混戦ムード!小雨の振る中、13番人気のスズカマンボが優勝し、2着も14番人気のビックゴールドと、波乱の決着となった。しかし、今年はあの馬が参戦する。そう、去年無敗の3冠馬となった、ディープインパクトだ。前走、阪神大賞典。初の黒星となった有馬記念以来のレースで強いレースをして復活!存在感をアピールしている。今回は、第133回天皇賞情報をお届けしよう。
天皇賞
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ディープインパクトの状態は?

 前走の阪神大賞典は、ディープインパクトが出走するということで、G?にも関わらず開門時間を早め、徹夜組が阪神競馬場に押しかけた。勿論レースもG?並に盛り上がりを見せ、ディープインパクトはそれに応える走りを見せた。今回、天皇賞を走った後は海外遠征を予定しているディープインパクト。この馬を生で観たい人にとって、天皇賞はラストチャンスとなるかもしれない。今週の京都競馬場は、過去最高の盛り上がりを見せることだろう。

 19日に行われた一週前追い切りでは多数の報道陣が詰め掛けた中、お馴染みの武豊騎手を背にDWコースを駆け抜けた。3馬身先行したエレスサール(4歳1600万)を追走する形、4コーナーで馬なりのまま並びかけて直線へ。武豊騎手に懸命に追われ、かろうじて頭差先着した。

 この追い切りを物足りないという人もいるかもしれない。ディープインパクトなら何馬身もぶっちぎって当然に感じるのも無理はないだろう。しかし、この結果は、ディープインパクト自身が気性に成長した証しともとれる。力を入れるところ、抜くところを覚えたディープインパクトは、まさに無敵と言えそうだ。
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ディープインパクトに死角はないのか?

 9戦8勝という輝かしい成績を残している、ディープインパクト。出るレース全てが「負けられないレース」という雰囲気を漂わせているが、果たして死角はないのだろうか?

 まずは3200mという距離。これは問題ないと見て良さそうだ。3000mの菊花賞、阪神大賞典での実績があれば十分だろう。

 次に脚質。ディープインパクトはここまで全てのレースで道中は後方、直線は大外を回り、普通の馬なら届かないところから、いともたやすそうに先頭に踊り出る。そしてそのままゴール!鞍上の武豊騎手が「空を飛ぶような走り」と表現するのも納得の、ガムシャラな感じのない走りだ。いつも余力を残しているように見え、どれだけ強いのか未知な部分もある。一般的に、脚質に自在性のない馬はペースなどで自分の走りが狂いがちになるので過信禁物であるがこの馬にそんな常識が通用するのかどうか……。

 あとは馬場状態。過去9戦中8戦は良馬場、前走阪神大賞典はやや重。極端に悪い馬場状態は経験していないので、当日天気が崩れていたら注意が必要だ。

 最後に、唯一の敗戦、有馬記念について。敗因は分からないが、一部では万全の調子ではなかったとも囁かれている。これだけの馬だからこそ、出走せざるを得なかったのかもしれない。武豊騎手も「いつものディープインパクトではなかった。今日は飛ばなかった」と語っているので、力負けでないことは確かであろう。
ディープインパクト