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ディープインパクトに死角はないのか? |
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9戦8勝という輝かしい成績を残している、ディープインパクト。出るレース全てが「負けられないレース」という雰囲気を漂わせているが、果たして死角はないのだろうか?
まずは3200mという距離。これは問題ないと見て良さそうだ。3000mの菊花賞、阪神大賞典での実績があれば十分だろう。
次に脚質。ディープインパクトはここまで全てのレースで道中は後方、直線は大外を回り、普通の馬なら届かないところから、いともたやすそうに先頭に踊り出る。そしてそのままゴール!鞍上の武豊騎手が「空を飛ぶような走り」と表現するのも納得の、ガムシャラな感じのない走りだ。いつも余力を残しているように見え、どれだけ強いのか未知な部分もある。一般的に、脚質に自在性のない馬はペースなどで自分の走りが狂いがちになるので過信禁物であるがこの馬にそんな常識が通用するのかどうか……。
あとは馬場状態。過去9戦中8戦は良馬場、前走阪神大賞典はやや重。極端に悪い馬場状態は経験していないので、当日天気が崩れていたら注意が必要だ。
最後に、唯一の敗戦、有馬記念について。敗因は分からないが、一部では万全の調子ではなかったとも囁かれている。これだけの馬だからこそ、出走せざるを得なかったのかもしれない。武豊騎手も「いつものディープインパクトではなかった。今日は飛ばなかった」と語っているので、力負けでないことは確かであろう。 |
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