|
|
世界三大美術館の一つ、メトロポリタン美術館 |
|
世界三大美術館といえば、ロンドンの大英博物館、パリのルーブル美術館、そしてニューヨークのメトロポリタン美術館といわれています。まずは、そのメトロポリタン美術館の魅力を探ってみましょう。実は、筆者は、大英博物館もルーブル美術館も各館4、5回は行っていたので、メトロポリタン美術館はその延長だと思っていましたが、それはちょっと違うということに行ってから気付かされました。どうメトロポリタン美術館が他と違うのでしょうか?それは、大英博物館やルーブル美術館の展示物の数や種類が圧倒的に幅が広いのです。
例えば、大人気である印象派画家のルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、モネ、マチス、そしてロダン、ドガの彫刻をはじめとし、大規模なエジプト展、近代アート、今でも弾けるという世界最古のピアノ・バルトロメオ・クリストフォリ、バロック時代(およそ1600〜1750年頃)に作られた世界最高級のストラディヴァリウスのバイオリン、圧巻のティファニー・ステンドグラスの大広間、日本の浮世絵、柿右衛門の作品までと、色とりどりで本当に見ごたえがあります。
所蔵品は、何と330万点を越え、人が一生かけても見切れない数です。こんなにすごい数になった一つの理由に、第一次世界大戦後、アメリカは産業と経済の発展を独占したことによりアメリカへ美術品が多く流入しました。時代の背景により、メトロポリタン美術館の作品の数が増えたという事実は、何だかメトロポリタン美術館の運命的な流れを感じます。
一日ではじっくりは見切れない数の素晴らしい作品は、要領よく約1時間で回れるハイライトツアー(日本語あり・無料)に参加されることをお薦めします。 |
|
|