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携帯用嘘発見器をどう使う?

「あなたは嘘をついたことがありますか?」

そう聞かれて、「ただの一度もありません」と答える人はいないでしょう。なぜなら、嘘をついたことのない人など、この世にはいないからです。
人類で始めての嘘の記録は、旧約聖書の時代に遡ります。アダムとイブの息子、アベルが、弟、カインを殺した際、神に「弟はどこか」と問われて、「私はなにも知りません」と虚偽の申告をしたことが、史上初の嘘だそうです。人間は創造されて、たった二代目で、殺人を犯し、嘘をついたのです。嘘とは、人間という生きものの持つ習性なのだと思うほかありません。
嘘をつくのは悪いことではありません。むしろ物事がいい方向に進むために有効な時だってあります。だけど「自分だけは愛する人に嘘をつかれたくない」、「ついてほしくない」、というのが人情というもの。
もしも、簡単な操作で、しかも相手にバレることなく、嘘を嘘と見抜ける機械があったとしたら、あなたはどうしますか?
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携帯用嘘発見器、その信頼度は?

8年前、その正確さと機能性で世界を席巻したパソコン用嘘発見ソフトがありました。
その名も「TRUSTER」。
99年に発売された日本語版も話題になったので、ご存知の方も多いでしょう。これは、イスラエルで軍事用に開発されたソフトで、人の声に含まれる心理状態の変化を分析し、それをテキストやグラフィックで「真実」、「興奮」、「自信がない」、「緊張緩和」、「嘘」といった、目では見えない人間のあらゆる状態を詳細に表示するものです。
海外では政治家の出廷する裁判などで以前から使用されていますが、日本語版が発売された折には、特に金融機関、保険会社、医療機関などからの問い合わせが殺到し、既に多くの現場で導入されているそうです。
しかしこれはパソコン用ソフトであるため、多くの場合、録音された音声を分析するものであり、パソコンがある場所でなければ、リアルタイムに相手の真意を測ることができません。
そこで発売されたのが、手のひらサイズの携帯版「HANDY TRUSTER」です。これはなんと、ポケットに入れて持ち歩くことができるだけでなく、携帯電話に接続することができるのです。
いくらコンシューマー版とは言え、パソコンソフトはポリグラフを併用した複雑なものであるのに対し、携帯版は、ストレスのパーセンテージを示す鍋ぶたと、1〜9のレベルを示すリンゴの絵で結果がリアルタイムで表示されるのです。そうは言っても、内臓されたプログラムのレベルは世界が太鼓判を押した、世紀の逸品。かつて日本のおもちゃメーカーが開発した、子供だましのコミュニケーション用音声判定機とはワケが違うのです。
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使用後の対処であなたの真価が問われる

リンゴマークが教えてくれる心理状態は次の9つ。
レベル1 ・"Truth"(真実を語っている)
レベル2・"Excitement"(興奮している)
レベル3・"High excitement"(かなり興奮している)
レベル4・"Extreme excitement"(激しく興奮している)
レベル5・"Outsmart"(だまそうとしている)
レベル6・"Avoidance/voice manipulation"(避けている/声をつくっている)
レベル7・"Subject is not sure"(内容に自信がない)
レベル8・"Inaccuracy"(不正確・誇張している)
レベル9・"False statament"(虚偽を述べている)

的中率は85パーセント。これをどんな場面でどのように使うかはあなた次第です。
ただ、ひとつだけ注意してほしいのは、嘘を見抜くことは、相手を糾弾し、貶めるためにするための行為ではないということ。
「嘘を愛し、嘘を究めることは、人間を愛し、人間を究めることに他ならない。嘘というレンズを通すと人間の正体が見えてくる」(塩田丸男)
そう、これは相手をより深く知るためのツールなのです。「伝えたい真実」と「隠したい嘘」が交錯する男女の間では、「真実」を「嘘」とし、「嘘」を「真実」として受けいれなければならないときもあるでしょう。とかく女性とは、自分の嘘ごと愛し、自分を包み込んでくれるような男性にだけ、より早く、より深く心を開く生き物です。「嫌よ嫌よも好きのうち」なんて言葉に惑わされて、女性の心を掴みかねて失敗する前に、相手の嘘ごと恋愛を楽しむのが、「モテる男の余裕」というものではないでしょうか。