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今や見慣れた自動車だが そこには進化の歴史がある |
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2006年の現代を生きる我々の生活にとって、エンジンで駆動する自動車は水や空気のように普通な存在だ。しかし、それはこの100年程度で急速に発展したもの。そう考えさせられるのは、ヨーロッパを旅行したときだ。ヨーロッパの道路には「ロータリー」というものがある。もちろん、これは日本の駅前のロータリーとは違う。トラフィック(交通)をコントロールするシステムの1つだ。ロータリーはたとえばパリの凱旋門の周囲にあるし、同じくフランス領のニューカレドニアにもあれば、イギリスにもある。ロータリーはドーナツのような円を描く道路に対して、複数の直線道路がつながっている。連携した直線道路からドーナツに進入した自動車は、ドーナツのなかで円を描いて走り、自分が進みたいところでドーナツから分岐した道路に出る。現代ではこのようなトラフィックコントロールは交差点の「信号」が果たしている。
しかし、信号は電気で動いている。電気が発明されたのも、また、エンジンつき自動車と同じく100年ほど前なのである。電気もなかった昔、このようなシステムで進路の異なる移動体の交通を制御していたのだ。ヨーロッパでは自動車の前に馬や馬車による交通の歴史があり、それは自動車の歴史よりも長い。しかも、自動車が大衆化したのは第2次世界大戦の後のことであり、これに貢献したのは、忌むべき戦争による技術の急速な進化である。そして、戦後の急速な進化のなかで多彩な自動車が生み出された。
関連リンク:パリ観光局 |
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