日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!

楽しい自動車メーカー「光岡自動車」

ガリュー

他メーカーにない
独自の価値

現在、ミツオカが新車販売している3車種「ビュート」、「ヌエラ」、「ガリュー」は、どれも国産ベース車両にカスタマイズボディを乗せているが、スポーツカーではなくイギリス風なクラシックセダンである。ベース車両とはかけ離れたルックスを持ち、現在の国産車にはない個性的なクルマたちだ。

国産車には小さめなクルマでお金のかかったクルマが少ないので3つのなかでもっとも小さな「ビュート」(「日産マーチ」ベース)は面白いのではないだろうか? 実はビュートは1993年に発売開始されたもので、かなりの人気ロングセラーだ。最上位の「ガリュー」(「日産クルー」ベース)もまるでクラシックなジャガーのような雰囲気である。最近はジャガーの下の車種「X-Type」は安いので競合しそうだが、信頼性的には国産車の方が安心できるだろう。「ヌエラ」(「ホンダアコード」ベース)はクラッシックな外観と相反するスポーティなホンダV-Tecエンジンを搭載しているギャップがオシャレだ。交通の流れをリードするのも苦にならないだろう。ちなみにビュートとヌエラには4WDモデルも用意される。このあたりを狙うのも面白いだろう。価格的にも手作りであることを考えればどの車種も割安感がある。

ガリュー:456万7000円(税抜き4,350,000円)〜
ヌエラ:299万400円(税抜き2,848,000円)〜
ビュート:239万4,000円(税抜き2,280,000円)〜
ヒーリングミュージック

オロチで
新境地を開くか?

このミツオカが次に投入しようとしているのがミッドシップオープンカー「オロチ」だ。オロチは2001年のモーターショーに最初に出品され、その後、市販を意識したモデルチェンジを繰り返し、昨年のモーターショーでは市販を視野に入れた具体的な形になった。搭載されるエンジンはトヨタの北米向けレクサスに搭載されている3.3リッターV6と5速ATの組み合わせ。ATだけしか用意されないとしたら、スポーツというよりもGTということなのか? ポルシェも今やマニュアルよりオートマがメジャーという時代なので無理もない。今年(2006年)の秋に販売することを目指して、現在、国土交通省の認定を得るためのテストを受け、改善を続けているという話もあるが、モーターショーに登場したものがそのまま販売されるとしたら、そのデザインはかなり強烈だ。イギリス風(ジャガー風?)と言えばイギリス風だが、「和風」という言葉がぴったりするルックスである。それも上品な和風ではなく、何かおどろおどろしいものだ。まさにオロチ(大蛇)である。市販への難関は安全基準のクリアだとも言われるが、屋根のないオープンカーでは剛性が不足するため、難しい問題なのだろう。ミツオカはこれを機会にスポーツカーに本格参入するつもりなのだろうか? そもそも少量生産であるスポーツカーはハンドメイドであるミツオカのスタイルに合っている。何にしろ、オロチが成功するかどうかが、今後の光岡自動車の方向性を左右するのではないか? スポーツカー冬の時代とも言われるが、ぜひ成功してもらいたいものだ。
オロチ