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アリエン・ロッベン 深いトンネルからの脱出
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6/11、グループC初戦、オランダは1−0でセルビア・モンテネグロを退けた。
このオランダ唯一のゴールを決めたのが、左利きの快速ドリブラー「アリエン・ロッベン」だ。わずか22歳ながら、世界一の金満クラブ「チェルシー」で堂々のスタメンを勝ち取っている彼は、間違いなくドイツW杯ベストヤングプレーヤーの最たる候補である。
22歳という若さでありながら、彼のサッカー人生は決して楽なものではなかった。2003年、ロッベンは「筋繊維の断裂」という理由により、ピッチから姿を消している。しかしその理由が偽りだったと語られたのは、それから1年半後のことだった。
「すごく怖かった。あのころはサッカーどころじゃなかった」と語るロッベンは、じつは睾丸の腫瘍に侵されていたのである。その苦しみから立ち直り、病気を告白することを決意した、今のロッベンは言う。
「公にしたっていいさ。どうして恥ずかしがらなきゃいけないんだ? 俺はもう、話をしたって嫌な気分になったりはしない」
彼は常にオランダにとって重要なゴールを決めてきた。「PKになったらオランダは負け」という世界の常識を覆したのも、ユーロ2004準々決勝で6人目のキッカーとしてゴールを決めたロッベンである。
彼の快速ドリブル、そして試練をのりこえた強心臓を怖がらない国は一つもない。 |
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