日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!

究極の癒しだ!イヤーエステ初体験

イヤーエステ・レスプランディール

未体験ゾーンに突入
快感はレッドゾーンへ

いよいよだ。産毛を剃った後、耳の穴の大きさに合わせ、4〜5本の耳かきを使い分けながら、耳を気持ちよくさせていく。

「耳かきも耳掃除もしますけど、耳をエステしていく、あくまでも心地良くしていくことなんです」

面から線へ、線から点へ、痒さのボルテージを上げていく。そこ、そこを掻いて! という1センチ手前をじらしにじらして、しかも鼓膜の手前にはスウィートスポットがあり、まず自分ではわからないピンポイントの快楽神経を刺激する。

「今ここをやって、このあたりが発信するんですね」

キュキュッと耳の中で耳かきが反転した。

「そこをじらして、最後に痒いところに手が届くようにする」

高橋先生が説明してくださるのだが、もうね、聞いていません。耳がね、とんでもないことだ。シーツに爪を立てちゃうぐらいに、メロメロなのだ。

男は視覚の生き物といわれるように、それ以外の五感、特に触覚に非常に疎い。女性にとって、触覚はとても重要だ。化粧で始終、自分の顔に触るからだろうか。肌に着けるものにこだわる。下着なんて、信じられないバリエーションだ。毛皮を着るのだって、フワフワが触って気持ち良いからだろう。それに対して、いかに男が鈍感か。

触って気持ち良い、触られて気持ちが良い、そういう触覚の快感があることさえ男は忘れがちだ。そんな男にイヤーエステは触覚の極みをいきなりぶつけた。耳かきが一点を打つ。
(あっ)

耳だけだ。自分が耳だけになる。
アガスティアの葉

まるで脱皮した気分
耳も気持ちもスッキリ

綿棒と梵天で耳の中をキレイに仕上げる。

「これも市販の梵天では味わえないですね。結構奥まで入れていくので怖いけど、気持ち良いですね」

たしかに怖い。たぶん自分が触ったことのないところまで入っていくからだろう、耳の穴が底知れぬ深さに感じられるのだ。しかし気持ち良い。身をゆだねることが、快感の本質なのである。

耳の中に高橋先生が指を入れ、タンタンタンとリズミカルに手の甲を叩いた。

「人の手って、中に入っているだけで気持ちいいんですよ」

首から肩をマッサージして終了だ。半ば眠りかけた。気持ちが良いと人は眠る。

「耳は耳相というんですが、耳の中も人それぞれみんな違って、その人の性格を物語ります。わずか3センチですが、私はもっと奥行きを感じます」

はまった人は週に1度は来るそうだ。そしてダブル、140分間、耳をエステしてもらっている。聞いただけでヨダレが出そうだ。そりゃ極楽ですよ。

ベッドから降りると現実に戻されたようで、ちょっと寂しかった。あら、と高橋先生。

「スッキリした顔になりましたね」

気持ち良いこと、それは善だ。イヤーエステにより、快感の重要性を深く認識したのである。

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