日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!
鎌倉小町通りを食べ歩き

2006年・花火大会鑑賞プラン

浅川花火

尺玉・スターマイン
打ち上げ花火のいろいろ

 日本の花火といえば割り物の尺玉。誰でも思い浮かべるであろう丸い菊の花のような花火が尺玉だ。この中でも大きい物が一寸玉と呼ばれるもので、華やかさといい豪快さといい花火の王様というにふさわしい。また連発花火の「スターマイン」も人気。大きな大会であれば尺玉やスターマインは鑑賞できる。尺玉は花火職人がもっとも力を入れる作品。逸品の尺玉はまさに芸術と言える。尺玉花火の逸品を思う存分見てみたいなら、花火の競技会に出かけるのがよい。大曲全国花火競技大会(秋田)・土浦全国花火競技大会(茨城)ではこれまで見たことのない尺玉が見られるかもしれない。スターマインを見るなら諏訪湖湖上祭花火大会(長野)がおすすめ。名物の水上スターマインに加え、数キロメートルにわたるナイアガラ、数多くのスターマインが堪能できる。

 普通の花火では物足りない、もっと変わった花火が見たいという方には「地雷火」がおすすめ。福島県石川群浅川町で300年余の歴史を持つ浅川花火。浅川花火の中でとくに目を惹くのが「地雷火」と呼ばれる花火だ。城山の頂上かた咲く大きな花火の花びらは山の斜面に扇状にふりかかり、その様はまるで噴火のよう。城山の山肌に数々の花火が炸裂するこの大会にはファンも多い。
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神事としての花火
祭りとしての花火

 今や花火と言えば花火大会、日本の夏の代名詞というイメージが強いが、花火の歴史をひもとくと、意外にも花火のルーツは中国だという。その後ヨーロッパに広まった花火が日本に伝来したのは16〜17世紀頃に狼煙(のろし)として使われたものが最初だと言われる。それから長い年月をかけ花火師達が研究をかさね、今日の美しい花火が完成した。

 しかし花火には別の側面もある。埼玉県秩父市の「龍勢まつり」では吉田椋神社へ奉納する花火として、代々伝えられてきた手作りロケットが使われる。櫓から打ち上げられる様が龍が天に昇る様に見えることから「龍勢」と呼ばれるという。昇りつめた花火は落下と同時に仕掛けを披露。落下傘につられながら色煙や花火が空に舞う。龍勢まつりなど神事としての花火も各地に残っている。

 静岡県浜名郡の「遠州新居手筒花火」は諏訪神社に奉納されるものだ。元々は神社への奉納花火であり神事の色濃いものだったが、やがてお囃子に合わせて男衆が花火を抱えて踊る手筒花火へと形を変えた。村祭りの要素を残した花火といえよう。今では東海道の奇祭としてその名を知られるようになったという。祭礼では約2千本もの手筒花火が上がる。幾多の火柱が夜空を焼き尽くすような勇壮な祭りだ。花火大会から神事まで。花火の世界は奥深い。

 最後に花火写真の撮り方を少し紹介したい。綺麗な花火を写真におさめようとしてもなかなかうまくいかないと思ったことのある方は多いはず。カメラはオートフォーカスではなくマニュアルを使うこと。また手でもって撮影するとぶれてしまうので三脚を使うこと。三脚でカメラを固定して、花火にピントをあわせ、パチリ。そうすれば夏の思い出も綺麗に写真に残るだろう。

 夏の一大イベント花火大会。今年、あなたは誰とどんなふうに花火を見に行きますか?
遠州新居手筒花火