日刊 勝ち組スポーツ・勝ちスポ!
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パパ!忍者になるっ。

スポーツ手裏剣

ゴムやウレタンの軟式手裏剣
必殺の手裏剣は今やスポーツ

現代のスパイと傭兵を足したような忍者は、その特殊な任務に合わせて、特殊な武器を開発していた。もっとも有名な武器は手裏剣だろう。

手裏剣は手離剣とも書き、相手に投げる武器だ。十字型、卍型、棒型など種類が多い。殺傷性は低いが、刃に毒を塗り、暗殺にも使われたという。棒手裏剣をまっすぐに投げる直打法、弧を描き、半回転して的に当て回転打法、十字手裏剣を回転させて投げる回転打法、急回転打法といった投げ方がある。

手裏剣は今やスポーツ。手裏剣普及協会・国際スポーツ手裏剣協会では、スポーツ手裏剣の普及を行っている。手裏剣普及協会では金属製の手裏剣を使うが、国際スポーツ手裏剣協会では軟式として、ウレタンやゴム製の手裏剣を使用する。基本的には的に当ててポイントを競うが、マジックテープが付いた手裏剣を使って、相手の体に付け合うスパークリングもある。

手裏剣以外にも、ばら撒いて追っ手の足裏に刺す撒き菱、吹き矢、熊手のような道具で手につける手甲鉤、水の上を歩くとされた水蜘蛛(木でできた浮き輪のような形の道具。片足づつにつけて、水の上を歩くとみられたが、実際に人が乗ると水に浮かなかった)などが残されている。忍者は薬物に長けており、専用の薬に、携帯食糧の不食丸、喉の渇きを癒す水渇丸、精力剤の飢渇丸などがあったという。
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忍者は今も生きている
今年の夏はキミも忍者だ

忍者は姿を消したが、忍術は今も残る。伴家忍之傳研修所では、甲賀流、伊賀流の忍術を総合的に教えている。柔術、拳法から手裏剣、吹き矢といった武術から言霊秘伝、首飾勾玉秘傳、八門遁甲之術、鎮魂帰神之法といった秘術、兵法や漢方・導引などの健康術まで、忍術の分野は幅広い。

忍術と聞くと、荒唐無稽なイメージしか浮かばず、すべては山田風太郎氏に原因があると思うのだが、実際にはかなりストイック。水蜘蛛など奇妙な道具が多いために実用性に疑問を持つだろうが、忍術は立派な戦闘術なのだ。特に狭い室内など刀が振り回せず、一般の剣術が不得手とする場所こそ忍術が活躍する真骨頂だったりする。

甲賀・伊賀の忍者屋敷では、子供向けに、忍者の衣装を着て記念撮影ができたり、手裏剣の打ち方を教えてもらうことができる。夏休みの思い出にピッタリだ。今年の夏は親子で忍者である。
伴家忍之傳研修所