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木のねんど?もくねんさん

え?大人が粘土?

 近頃、大人、それも中高年を中心に粘土が流行っています。あの、幼稚園などで手が汚れることもお構いなしにこねていた、粘土。そんなの子供のやるものでしょ?と思っている方も多いかもしれません。でも実は粘土は様々な形で大人の遊びとなっているのです。例えば、樹脂粘土でミニチュア小物やきれいな花を作ったり、七宝焼のアクセサリー作りや、焼くと純銀になるアートクレイシルバー(=銀粘土)でシルバー雑貨を製作する女性はよく見かけるのではないでしょうか?また、先日、世界にただひとつの器を造ろう!でもご紹介した陶芸造りは男性からも大きな支持を得ています。

 このように、粘土と一言で言っても様々な楽しみ方があるのですが、そんな中でもかなり個性的な粘土が、最近注目されています。花瓶や置物だけでなく鉛筆まで作れてしまうという不思議な粘土!今回はその、おがくず粘土「もくねんさん」を詳しくご紹介致します!
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おがくず粘土「もくねんさん」とは?

 開発者は、東京都葛飾区にある町工場、北星鉛筆株式会社です。昭和26年の創業以来作り続けている鉛筆。製作工場から出た大量なおがくずをリサイクルできないものかと試行錯誤を続けた結果生まれたのが、おがくず粘土「もくねんさん」でした。

この「もくねんさん」、木の汚れを吸い取る性質上、こねているうちに手がきれいになってしまうとか!当然ベトつかず、周囲を汚すことはありません。あの粘土独特のベタベタ感が好きではないという方も、これなら快適に利用できます。そして、出来上がった作品が乾燥すれば軽くて丈夫な木になりますので、素焼きの様な風合いが楽しめます。更にそれは「木」そのものですから「切る・削る・穴あけ・ビス止め・接着」など様々な加工が可能なのです。対応性の高さから、楽器や家具の傷を修理するのに愛用している方も多いといいます。

 そしてもう一つ、木でできている特性として廃棄が簡単なことが挙げられます。燃えるゴミで処分できるのは大きなポイントと言えるでしょう。また、土に埋めても微生物の分解力で土に還ります。つまり人にも環境にも優しい粘土なのです。
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おがくずで絵の具まで開発!

 これだけで驚いてはいけません!なんとこの会社はおがくずで絵の具まで作っているのです!世界初の画材、木になる絵の具はその名も「ウッドペイント」。自然乾燥すると木になる特徴をもつ水性絵の具であり、筆を使い油絵のように描くことはもちろん、木製の物に直接描くこともできる優れものです。また、上の段でご紹介した、木になる粘土「もくねんさん」と併せて使用するのもお奨めです。

 通常は絵を描いたらそれでおしまいですが、この絵の具の場合は乾燥後に紙やすりや彫刻刀で加工するなど、従来にない多様な造形制作が可能です。油絵とは一味違った雰囲気があり、木ならではの落ち着いたカラーは日本人の色彩感覚に合った仕上がりが好評なだけでなく、手軽に使える水性であることや、接着剤は食品添加物に指定されているものを使用し人や環境にも優しいことなどから、最近は美術業界でもかなり注目されています。絵画だけではなく、スクラッチにカラーレリーフ、立体造形など、多岐に渡った作品作りの可能性が広がっている新しい表現方法は「木採画」という名で商標登録され、着実に浸透しています。
ウッドペイント